Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

明日から夏休み(本当は今日からだったけど・・・)

  昨日・今日と、関東地方南部は天気が悪いのですが、その分暑さが和らぎました。
 オッサンは明日から夏休み(本当は今日からの予定が、会議が入ったので一日延期)で
 すので、こんな天気が続くとせっかくの夏休みがつまらないなぁと勝手なことを考えて
 おりました。まぁ今年は7月に礼文島・利尻島まででかけてしまったので、この夏休み
 は遠出の予定はありませんが。(当たり前や。骨折しとるくせに何を言うとる。by妻)


  ということで、「明日から夏休み記念」と銘打ってワインを開けてしまいました。😝
 (いっつも、なんだかんだ理由をつけてワインを飲む口実にしとるの~ by妻)

     

  冷製アスパラガスのスープ、キノコとパンチェッタのスパゲティ・ペペロンチーノ、
 白トウモロコシのサラダ、山形県手ノ子牛の赤身焼肉です。オッサンは脂っこい肉は
 苦手なので、特売の赤身モモ肉を購入しました。140gなのでちょっと量が多過ぎた。


  ワインは、先日のエスプリ・ド・タイユヴァンのお店でついつい購入してしまった
 タイユヴァン直輸入のブルゴーニュの赤ワインです。(やっぱり試飲するだけやのうて
 ワインを買っとったんか・・・もうバ●につける薬はないの~ by妻)
  ブルゴーニュ地方南部のヴォルネ村を代表する生産者、ドメーヌ・ド・モンティーユ
 さんの優れた1級畑「ヴォルネ、タイユ・ピエ」の2008年モノです。さっそく、開けて
 みますと、うわっ! ものすごくフローラルでイイ香り。若い赤ワインは果実のような
 香りですが、そこそこ熟成するとまさしく花の香りです。なんの花かまでは判別できま
 せんが、まぁそう思わせるのは間違いない。そして口に含むととてもシルキーで、やや
 甘みを感じますが、基本は渋みと酸味の方が勝っていますので、手ごわいワインです。
 こういうワインは、食事、特に肉料理に合わせると美味しく感じます。
  まだあと20年は保つと思われ、あと5年くらい置いたらもっと凄いことになっている
 のでは?と予想されるような強靭さがありました。さすがはヴォルネ1級畑の中でも、
 硬くて厳しいワインができやすいというタイユ・ピエです。

      


  あ、そういえばオッサンは昔(1996年)に妻とこの村を訪れたことがありました。
 (なんや、また自慢か?by妻)ブルゴーニュの村は、ほとんどが丘の斜面の下にあり、
 優れたブドウ畑は街の背後の斜面にあるのですが、このヴォルネ村は斜面とほぼ同等の
 高さの場所(ちょっと谷間になっていますが)に集落があり、そのため集落からすぐの
 ところにある斜面のブドウ畑を間近に眺められるという、眺望の上では優れたところが
 あります。オッサンは宿泊していた近くのオーベルジュ(宿泊施設付きのレストラン)
 から、このヴォルネ村の広場までタクシーで行ってもらい、この村の美しい風景を写真
 に撮っておりました。(デジタル写真ではないので掲載できずスミマセン。)
  ネット検索でそれらしい写真がありましたので代わりに掲載しておきます。確かに、
 こんな ↓ 感じでした。上方に見える斜面が優れた1級畑のゾーンです。タイユ・ピエも
 この辺りにあります。タイユ・ピエという名称も、「脛を切る」という意味らしくて、 
 斜面の畑で作業をしていた農夫がうっかり鎌?で自分の脛を切ってしまった(それほど
 急斜面だということ)という故事に由来するらしいです。真偽は不明ですが・・・ 

  あぁ、ついでに思い出しました。オッサンは、この村の広場にシステム手帳(旅行の
 スケジュールや訪問先の住所や、お決まりフレーズのフランス語の会話などを書き留め
 ていました。スマホのない時代、これがないと旅行に支障が出るので命綱でした。)を
 置き忘れてしまい、タクシーの中で気がつきました。(ホンマに、昔から忘れ物が多い
 オッサンやったからな。私が「閻魔帳」と呼んでいたやつやな・・・by妻)


  オッサン、咄嗟に「ジェ・ゥブリェ~」とタクシーの運ちゃんに訴えると、それだけ
 で運ちゃんは察してくれたようで、ヴォルネ村の広場に戻ってくれました。広場の端の
 石垣のところに、黒い表紙のオッサンのシステム手帳がありました。良かった・・・
  このとき妻は、「あのまま放っておいたら、ヴォルネ村の人に見つかって、フランス
 語と日本語の対訳があるから、読まれて大笑いされたと思うで~」と言っていました。
 うーん確かに。「このワインを試飲させてください」とか「あなたの造っているワイン
 を売っていただけますか」とかいう例文が書かれていたからなぁ・・・(恥ずかしい)
  あぁ、シャンソンの歌詞を覚えていてよかった・・・「ジェ・ゥブリエ~・・・忘れ
 てしまったよ」というフレーズを覚えていたおかげで助かった・・・しかし、いい加減
 もいいところやなぁ(by妻)


  おっと、なんだかあらぬ方向に脱線してしまってスミマセン・・・
  ヴォルネ1級タイユ・ピエの2008年。ちょっとまだ手ごわいところはありましたが、
 フローラルな香りと豊潤な味わいで、お肉やチーズにピッタリで、美味しかったです。 
 やはりフランス国内向けの仕込みなので、SO²(酸化防止保存剤)が少ないからかな?
 と思ったりしました。まぁ美味しければ、細かいことはどうだっていいオッサンです。  

     

  
  とにかく明日から夏休みです。まずは妻の墓参りに行ってまいります。(貢物は何
 じゃ?ちゃんとせぇよ。by妻)