Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今日は久しぶりにコンサート、その後スマホが壊れた😓・・・

  今日は久しぶりのお出かけ。渋谷まで行きました。渋谷もだいぶ様変わりしたなぁ。
 妻が見たらびっくりするかも。

    

  目的地はNHKホールです。久しぶりだったので道に迷ってしまったオッサン。全然
 違うところに出てしまい、だいぶ遠回りをしました。(またか。by妻)

  今日はNHK交響楽団の新シーズンの最初の演目、しかも今シーズンから首席指揮者に
 就任したイタリア出身のファビオ・ルイージさんのお披露目公演です。演目はなんと!     

  オッサンの最も愛好するイタリア・オペラ最大の巨匠、ジュゼッペ・ヴェルディ先生
 のレクイエムです。なんと、こんなスゲェ曲を?オッサンはイープラスのホームページ
 をちらっと見ていて、このコンサート情報を発見し(発見するのが遅いけどな。by妻)、  
 すかさずチケットをゲットしたのでした。3階のD席ですが5,000円でした。
    
  ヴェルディのレクイエム(死者のためのミサ曲)・・・昔、妻と一緒にミラノ・スカ
 ラ座の公演を聴きに行ったなぁ・・・指揮者はリッカルド・ムーティ様だったな・・・
 死者を悼み、魂の救済を願う死者のためのミサ曲、レクイエム・・・当然オッサンにも
 特別な曲となっております。


  先日崩御された英国女王エリザベスⅡ世様に敬意を表し、英国ロンドン交響楽団の
 演奏でお届けします・・・指揮者はレナード・バーンスタインさん(故人)。会場は、
 どこかで見たような気がしたなぁと思ったら、なんとセント・ポール大寺院。英国王室
 ゆかりの教会ですね・・・それにしても、教会だと残響が凄いですね。確かに演奏効果
 は大きいですが、音が混濁しないように 細心の注意が必要でしょう・・・
  
Verdi: Messa da Requiem: Bernstein London Live ヴェルディ:レクイエム バーンスタイン ロンドンライブ
  おいおい、なんだこのソリストたちは! テノールはプラシド・ドミンゴ、バスは
 ルッジェーロ・ライモンディ、ソプラノはマーティナ・アーロヨ、アルトだけはよく
 知らないジョゼフィン・フィージーという方。男性2人はまだ有名になりかけの頃と
 思われますが、既にとんでもない才能を遺憾なく発揮していました・・・


  さて本日の演奏ですが、オッサンは早くも冒頭のレクイエム~キリエ・エレイソン
 で既に打ちのめされてしまいました。(そういえばオッサンは「切り絵、えれぇ損」
 と冗談を言って、妻に白い目で見られていました。アホ。)  


  そして、その後は圧倒的迫力のディエス・イレ(怒りの日)・・・
 「悔い改めよ!暴虐の限りを尽くす野蛮人どもに神の怒りがあらんことを!」
 こちらはヘルベルト・フォン・カラヤンさん指揮、ミラノ・スカラ座の演奏でどうぞ。
  
ヴェルディ - レクイエム 怒りの日/カラヤン スカラ座


  確かに宗教的な厳かさを十分に感じさせる荘厳な大曲ですが、それ以上にイタリア・
 オペラ史上最大最強の作曲家であるヴェルディ先生の手になる、あたかもオペラのよう
 な声の饗宴が繰り広げられるさまに、オッサンは既に魂を奪われておりました・・・
  最後のリベラ・メのフーガが終わり、ソプラノの念仏のような呪文のようなセリフが
 終わり、低く小さい声で合唱が「リベラ・メ(我を許し給え)」とつぶやくように最後
 のフレーズを歌い終えると、会場は息を殺したように静まり返りました。
  そして次の瞬間、はじけるような拍手喝采。コロナ感染防止のためにブラヴォー禁止
 ですが、会場は大盛り上がりです。


 「リベラ・メ」はクラウディオ・アッバード指揮、ベルリンフィルの演奏で、ソプラノ
 はアンジェラ・ゲオルギューさんの熱唱でいかがでしょうか・・・オッサンは、いつも
 この途中で泣いちゃうんだよなぁ・・・(気持ち悪っ。by妻)
  しかし、これはもう完全にオペラだよなぁ・・・
 
Angela Gheorghiu - Verdi's Requiem: Libera me - Berlin 2001


  ファビオ・ルイージさんを首席指揮者に迎えて、今シーズンのNHK交響楽団は快調
 な滑り出しになったと思います。終演後、ステージには指揮者とソリストが勢ぞろい。

  首席指揮者のルイージさんにはオーケストラ楽団員からも拍手が送られていました。

  コロナのせいで音楽界もだいぶ苦しめられましたし、あの強盗国家の演奏家でPの庇護
 を受けた者たちが西側諸国の音楽界から追放されるなど、かなり痛手を受けたことは事実
 です。しかし、これからは新しい時代が始まるのです。ミラノ・スカラ座もNYのメトも
 コロナ後に劇場を再開した時の演目は、いずれもこの曲、ヴェルディのレクイエムであっ
 たということです。不幸な死者を悼み、奢れる者には神の鉄槌があらんことを!

  おい、オッサン。コンサート会場でこんな写真を撮ってもええんかいな・・・(by妻)
 ふふふ、そう思うでしょう。でも大丈夫なのです、これ ↓ を見よ。

    

  なんとNHK交響楽団さん、太っ腹ですね。演奏中の録音・録画は当然ダメなのですが、
 演奏終了後のカーテンコール(カーテンはないけど)では、他人の迷惑にならない限り
 スマホでの撮影はOKとなりました。たぶん今シーズンからですね。
  積極的に宣伝してもらって、クチコミでファンを増やそうということでしょうか。
 そのような試みは大歓迎ですね。某国営放送も最近は柔軟になってきたのかな?


  最後に我が国の誇る名指揮者、セイジ・オザワさんによる演奏です。彼がライフワー
 クとしていたサイトウ・キネン・オーケストラによる演奏です。
  
Verdi: Messa di Requiem ◇ Seiji Ozawa, Saito-Kinen orchestra, etc. ◇Saito-Kinen Festival 1994
  しかしソプラノのアレッサンドラ・マークさんが「ぬりかべ」みたいですね・・・


  そして意気揚々と帰宅して画像をアップしようとしたら・・・なんとスマホが壊れて
 いた。😱 タッチパネルが反応しなくなったので、何もできない状況です。えぇ~まだ
 買ったばかりなのになぁ・・・😓
  ということで、事前にメール送信できていた写真だけで記事を書いております。
 これからしばらくは日常のひとコマ?を写した写真が載せられなくなりました。仕方が
 ないので旅行記の続きでも書くか・・・
 (別にオッサンの記事なんてどうだってえぇけどな。by妻)