Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

ミモザの花を買って帰りました・・・

  今日は3月3日、ひな祭りですね。
  年中行事が大好きだった妻ですが、雛飾りは持ってきていないので質素にしていまし
 た。オッサンは食べるものにしか関心がないので、張り合いがなかったのでしょう。😆
  せめて今日の夕食はひな祭りらしくするか・・・買ってくるだけですけれどね・・・


  帰り道にたまプラーザ東急に立ち寄ると、青山フラワーショップに鮮やかな花が。
 オッサン、一番小さなプレゼント用の花を買って帰りました。

  春の訪れを感じる花ですよね。
  妻が大好きな花でした。妻は鉢植えを買ってきてベランダに置いていました。年に1回 
 しか咲きませんので普段は地味でしたが、毎年春先2月下旬から3月上旬にかけて黄色い
 小さな花を鈴なりにつけて、なかなかゴージャスでした。
  昔、妻が携帯で撮影した写真が残っていました。10年以上前なので、画質が良くない
 のが残念です・・・

       

  数年後にはこんな感じ ↓ に・・・
  結構大きく育っていたのですが、オッサンが宮崎に赴任して不在の4年間のうちに、
 残念ながら枯れてしまいました。大きすぎて持っていけなかったのです・・・
    すまん、妻よ・・・ (一体どれだけの花を枯らせてしまったんや、もう。by妻)

     


  オッサンが初めてミモザの花を見たのは(気がついたのは)、大学生時代の卒業旅行
 でイタリアに行った時でした。ミラノからボローニャに向かった日だと思いますが、駅
 や街中で、この黄色い花の花束を手にした女性をたくさん見かけました。なんだろうと
 思っていましたが、その日3月8日は「女性の日」なんですよね、男性から大切な女性
 にミモザの花を贈る習慣があるのだそうです。
  まぁ3月8日には少し早いけれど、オッサンもそれに倣うか・・・
 (いやぁ~結婚してこのかた20年、そんなことは一度もなかったやん。by妻)
 そうね、今頃やっても遅いわな・・・すまん、妻よ。(謝ることが多過ぎや。by妻)


  そうそう、近所の河津桜もとうとう満開になりました。通勤途上のオッサンは、足を
 止めてスマフォで撮影しました。今朝もかなりの人が写真を撮っていました。今週末が
 ピークど真ん中になりそうですが、オッサンは前から小旅行を企画していたため(何ぃ
 またどっかへ行くんかい!by妻)、今日のうちに撮影をしておきました。 

  美しいですね~ 少しずつ確実に春が近づいています・・・
  そういえば、だんだんと日が長くなってきましたよね・・・朝は6時にはもう明るい
 ですし、夕方も5時過ぎまでは日が残っていますからね(関東地方南部)。


  さて、夕食はひな祭りらしく海鮮ちらし寿司を購入しました。妻は自分で作っていま
 したが、オッサンにはそんなことはできませんので仕方なくデパ地下で買ってきました。
 そうそう、はまぐりのお吸い物をしないとね。真空パックのものもありましたが、三重
 県産の中くらいの生のものを購入してきました。
  塩水にしばらく浸けて砂出しをしました。すぐに砂を出してきたものや、ぴゅーっと
 潮を吹いてくるものもありましたが、無反応のものありました。大丈夫かな?

  はい、なんとかできました。あ!三つ葉を買うのを忘れた~(アホ)
  ともあれ海鮮ちらし寿司と生牡蠣、ハマグリのお吸い物で夕食です。

    

  ちらし寿司は、ホンマグロ、カニ、茹でエビ、イクラと、ほんの少しのウニが入って
 いました。あとは錦糸卵と煮詰めた椎茸、キュウリ。これはなかなか美味しかったです。
  
  ワインは、先日訪問した札幌のワインショップで購入したフランスのロワール地方の
 ワインです。(オイちょっと待て。札幌までジャンプの試合を観に行っただけちゃうん
 か? 結局、どこに行ってもワインを買うてくるんやな・・・by妻)
  ロワール地方の中心都市トゥールの近くのトゥーレーヌで最も優れたヴーヴレ地区の
 最高の畑といわれるクロ・ボードアンです。ブドウ品種はシュナン・ブラン100%。
  近年、この畑を買い取った優秀な生産者フランソワ・シデーヌさんの作品なのですが、
 ラベルを見ると・・・あれ?なんと「ヴァン・ド・フランス」、つまり全く格付されて
 いない最下級のテーブルワインと同じ表記になっています。
  こりゃ一体どういうわけなのでしょうか?

     


  はい、よくある話ですが、「よそ者」に対する伝統的生産地の人たちの冷たい仕打ち
 のようです。この造り手は、クロ・ボードアンのブドウを現地で醸造せず、自分の蔵に
 持ち帰って醸造しワインに瓶詰めしています。そしてブドウの生産から醸造・瓶詰めに
 至るまで、この太陽のラベルが象徴するように、今流行りの?「ビオディナミ」という
 オカルト的で自然な栽培・醸造(その分ものすごい労力がかかり、失敗をするリスクも
 高まりますが)をしていますので、地元の方からすれば、おそらく
  「俺たちの誇りである最高の畑を買い取ったにも関わらず、俺たちと同じような伝統
 的なやり方をせずに、自分の好き勝手にやっているとは許せない」というわけです。
  ということでフランスの原産地呼称制度A.O.C(アぺラシオン・ドリジーヌ・コント
 ロレ)で認められるはずの「ヴーヴレ」という著名な生産地の名称や、この辺りの地域
 名でもある「トゥーレーヌ」という名称すら使用することができなくなってしまったの
 です。ただロワール地方最高の畑と言われる「クロ・ボードアン」の畑で獲れたブドウ
 を使っていますので、その畑名は記載することができました。こんな優れた畑のブドウ
 を100%使っているのに、公式な格付は「フランスのテーブルワイン」という、2~300
 円程度のお酒と同じランク付けなのです。おかしいやろ~(まぁまぁ。by妻)


  2019年とまだ若いのですが、既に輝くような美しい黄金色をしています。香りは既に
 開きつつあり、口に含むとシュナン・ブランらしい爽やかさはあるものの、もっと濃厚
 でふくよかさがあります。シデーヌさんは自分の造るワインを、味わいによって区分け
 をしていて、シャープな辛口タイプから穏やかな味わいのタイプ、そしてメローで濃密
 な甘さを感じるヘヴィーなタイプまで11種類のワインを造り分けています。このクロ
 ボードアンは辛口タイプの5種類のワインのなかで二番目に濃厚なタイプと規定されて
 いました。なるほど辛口なのに、結構厚みがあって口に入れた瞬間のアタックはかなり
 強めで、しばらく口に含んでいるとじんわりと甘さ(実際は甘くありませんがそう感じ
 させる要素がある)を感じます。いやぁこれは偉大なワインになる素質十分です。
 (でも、もう開けちゃっとるやんな・・・by妻)


  価格は税抜き5,500円。安くはありませんが、この品質ならば納得です。
 アルコール度は14.5%もありましたが、なぜか品質の高いワインは酔いが回りません。
 ボトルも重厚な造りで瓶底は厚く、持つととても重いのです。持ち運ぶのが大変です。


  さて、食事が終わってあとは残ったワインをちびちび飲るだけ・・・
  ミモザの花を飾った花瓶が派手ですね・・・

 

  明日は早起きして朝から1泊2日の小旅行です。春を満喫しに行ってきます・・・ 
  (毎月のようにどこかに旅してるよな、オッサン。by妻)