Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

余りに蒸し暑いので・・・FISジャンプ最終戦フライング団体をビデオ観戦(後編)・・・

  こんな誰も興味のない話題の記事を2回も掲載してしまいスミマセン・・・
  今日もあまりに蒸し暑くて、気分だけでも涼しくなりたくて・・・(アホ)


  ということでスキー・ジャンプワールドカップの最終戦、スロヴェニアのプラニツァ
 でのフライング・ヒル団体戦の二本目(決勝)です。上位3ケ国、地元スロヴェニアと
 オーストリア、ノルウェーの戦いは最後までもつれる展開となりました。
  前半(1本目×4人)を終えて僅差のトップはオーストリア。二本目のトップは新鋭の
 チョーフェニッヒ(なんと発音するのか正確にはわからない。難しすぎるわドイツ語)。

 220m越えの大ジャンプを2本そろえ、オーストリアのリードを広げます。

  そして、ここで観客席にいたあの美女が国際映像で大写しになりました。ハハーん。

  どうもこのカナダ女子ジャンプのルティット選手は、恋人のチョーフェニッヒ選手の
 応援に駆け付けていたようです。彼氏の活躍に、思わずこの笑顔 ↑ です。
  彼氏もスタンドの彼女に向かって?手を上げていました。ちょっとニヤケてないか?
 (オッサン、やきもちは見苦しいで。by妻)

 
  しかし2番手の組では、地元スロヴェニアのドメン・プレフツ選手がなんと239.5m
 のバカジャンプ(妻は超特大ジャンプの事をこう呼んでいました。😆)で、大きく点
 を上乗せし、オーストリアにプレッシャーをかけます。

  オーストリアの二番手はフライングが得意なヴェテランのハイベック選手。プレッシ
 ャーのかかる中、安定した大ジャンプを披露します。着地の瞬間、ヴィドヘルツェル・
 コーチも派手なガッツポーズで喜びを爆発させていました。

  往年の最強オーストリア・チームの一人であったヴィドさんは、日本のジャンプ女子
 にも人気があります。以前大倉山に観戦に行った時、観客の女子が「ヴィド~💓」と
 黄色い声で応援していたのをオッサンは見ていました。今はすっかりオッサンですが。
  
  ハイベック選手の飛距離も236.5mと凄かったのですが、その前に飛んだプレフツ選手
 の「バカジャンプ」には少し及ばず、この時点ではスロヴェニアがオーストリアを僅差
 でかわしてトップに立ちました。ハイベック選手(下の写真右)が「これだけ飛んでも
 2位かよ?」と、思わずつぶやいたのは間違いありません。😆


  そして三番手の組に入ります。3強の一角ノルウェーのヨハンソン選手。🐐の髭で
 人気がありますが、フライングも得意。ノルウェーとしては、この選手で挽回した後、
 アンカーのワールドカップチャンピョン、グランネルー選手で大逆転を狙います。
  ヨハンソン選手は1本目の237.5mには及びませんが、2本目は227mとまずまずの
 ジャンプ。この時点でトップに立ちます。

  ただしヨハンソン選手が期待されたほどの飛距離ではなかったので、控室にいた
 アンカーのグランネルー選手もやや心配そうな顔です。
 (心の声:オイオイ、俺がどれだけ飛べば逆転出来るんだよ~🤒) 
 現時点で世界最強の男も、オーストリアのクラフト選手や、スロヴェニアのラニゼク選手
 に10m以上の大差をつけるのは難しいので、ヨハンソン選手でこの2ケ国との差を縮めら
 れないと、かなり厳しい状況になってきます。


  はい、やはりオーストリアの3番手ヘール選手(233m)、スロヴェニアの3番手ザイ
 ツ選手(236.5m)はヨハンソン選手をを上回る230m越えのジャンプでリードをさらに
 広げてきました。
  そしてスロヴェニアはザイツ選手(下の写真左)の大ジャンプで、オーストリアに
 20点の大差をつけてしまいました。バカジャンプのプレフツ選手(右)も祝福します。

  
  う-ん、あと一人で20点差を逆転するのは厳しい。もう勝負あったかな~・・・と
 思ってしまったオッサン、しかし勝負の行方は下駄を履くまでわかりませんでした。
 (下駄を履いたら、ジャンプなんてできへんで。by妻)


  そして、最後のジャンプ。4番手の選手の2回目のジャンプですべてが決まります。
 まずはノルウェーの世界王者、グランネルー選手がやはり魅せてくれました。

  飛距離は239.5m、かなり得点を上積みしましたが、オーストリアとスロヴェニアを
 逆転できるところまでは届きませんでした。ノルウェーチームの4人も、厳しい表情を
 しています。世界チャンピョンを擁するノルウェーでも3位。これが団体戦の難しさで
 すね。日本チームはさらに厳しくて、小林陵侑選手一人が頑張っても、結局7位どまり
 ですからね・・・ 


  そして最後の2人。ここまで2位のオーストリアのクラフト選手が先に飛びます。
 鋭く力強い飛び出しです。踏切りのタイミングはピッタリ合いました。さぁ飛距離は?

  おぉ、風をうまく受けているのでなかなか着地しません。飛距離は235.5m。

  飛距離ではグランネルー選手に及びませんが、飛型点とウインド・ファクター(不利
 な追い風の場合は加点、有利な向かい風の場合は減点)との合計ではグランネルー選手
 を上回る高得点で、ノルウェーとの差をさらに広げました。これで2位以上は確定です。

  喜ぶオーストリアチーム。これでトップのスロヴェニアのアンカー、ラニゼク選手に
 プレッシャーがかかります。しかも地元だしな~

 
  そして思わぬ結果が・・・
  リレハンメルオリンピックの某日本人選手の再現かと思いました・・・いや、あそこ
 までひどくはなかった(某原●選手はポトッと落ちた)けれど、優勝するには物足りない
 217mの飛距離です。飛型点はクラフト選手には劣るのであとはウインド・ファクターが
 どう出るか・・・20点のリードを守ることができるか?


  心配そうに得点表示を見つめるスロヴェニア・チーム・・・右下の青い棒グラフが
 オーストリアチームの得点まで届きませんでした。わずか6.1ポイント差でした。

  超満員の客席スタンドからは落胆のどよめきが・・・うーん、地元での優勝はなりま
 せんでした。惜しかった・・・やはり力が入りすぎてしまったのかな。普通に飛んでい
 ればオーストリアに抜かれることは無かったと思うけど、これも勝負事ですね・・・


  しかしなかなかハイレベルで、しかも国別対抗戦なので盛り上がりました。残念なの
 はこの優勝争いに日本チームは全く無関係だったこと。小林陵侑選手が健在なうちに、
 チーム全体の底上げをして、この3国+ドイツ、ポーランドに割って入る実力をつけて
 ほしいものです。オリンピックもありますしね・・・ 

  表彰式では再びモーツァルト作曲がのオーストリア🇦🇹国歌が流れました・・・ 
  表彰台が逆光なのか、選手たちが目を細めて、なんだか眩しそうですね・・・


  なんだか、少し涼しくなったような気がするぞ。😆
  (いや、もう深夜0時過ぎやからちゃう?明日も暑いデ~ by妻)