Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

今日は午後から観劇に出かけました・・・

  今日は春分の日、彼岸の中日ですね。朝から風が強くて少し気温は低めでしたが、

 午後から出かけるので、急いで洗濯機を回し、晴れているうちに布団を干します。


  ベランダの植物は少しずつ勢いをつけ始めました。先月買った赤いラナンキュラス

 が次々と艶やかな花を咲かせてくれます。


  水仙も今のところ順調です。

  

  しかしチューリップがオープン戦のタイガースのように不振です。😩 クロッカス

 と寄せ植えにした黄色チューリップは「首短か病(by妻)」です。オッサンの手入れ

 が良くないのかな〜(その通りや。by妻)


  イングリット・バーグマン様は二つ目の蕾がもうすぐ開きそうです。


  いちご🍓は完熟しましたが、小さすぎるので鑑賞用です。


  お昼頃から急にどす黒い雲が広がり、一気に寒くなりましたので、洗濯物と布団を

 慌てて取り込み、支度をして出かけました。

行き先は久しぶりの銀座方面です。

 という事は・・・はい、やっぱりここ ↓ に行くオッサンでした。

  エノテカ銀座SIX店の有料試飲コーナーです。だって3月末で期限切れになる

 ポイントがあったから・・・(イヤ、ただの言い訳やな。by妻)

  ドイツの安い赤と、ブルゴーニュの珍しい白ワインです。シャルドネではなく、

 赤ワイン用の品種ピノ・ノワールの変種で、

突然変異で出来た白ブドウを使って

 います。ニュイ・サン=ジョルジュの一級畑ペリエールに植えられています。つまり

 一級ワインなのでちょっと高価です。ボトルでは買えません。😆

 シャルドネとは全く違う、独特の味わいです。

  隣のテーブルはK国人のオッサン3人組です。ビジネスで日本に来ているのかな。

 やたらとロマネ・コンティの話をしていました。話の内容は分かりませんが。


  さて給油も終わり(燃費効率の悪いオッサンや。by妻)、本来の目的地へ。

 久しぶりの木挽町、歌舞伎座です。

  あの忌わしい事件の後、足が遠のいていたオッサンですが、今月の演目に注目し、

 チケットを調べたらなんと土日祝日も余りまくりだったのです。やはり歌舞伎人気に

 翳りが出ているようです。まさか、1週間前でも買えるとは。大相撲とは大違いです。


  さて、そのオッサン注目の演目はコレ ↓ です。「いせおんど こいのねたば」です。

 (ネタバレではありません。😆)

  現在歌舞伎界では最も活躍しているとオッサンが思う高麗屋の若旦那 松本幸四郎

 丈が主役を演じるのと、通常は最後の大詰めの場(油屋と奥殿)しか上演されない

 のですが、全幕全場をノーカットで見せてくれる「通し狂言」での上演だと知り、

 オッサンは大相撲の取組が気になるものの、急遽、観劇に行くことにしたのでした。

 しかも、脇役で菊之助さんと愛之助さんも登場しますので、豪華キャストですね。

  菊之助さんと幸四郎さん、どちらも色男ですねー。


  オッサンの席は3階の舞台横。安い席でしたが花道が見えないのが残念です。一等席

 もあったけれど、今回は節約です。


  舞台はお伊勢さん詣りの伊勢神宮界隈。

 主役の福岡貢は、阿波国の侍でしたが生家が没落し、縁あって伊勢神宮の神官(兼

 お伊勢詣りの団体客の世話役)になっているのですが、お国のお家騒動に巻き込まれ、

 大事件を起こしてしまうのです。それも、彼の生家に伝わる妖刀が引き金で。

 この芝居には稀代の悪女も登場。陰湿な策略で主人公をイジメ抜きますが、最後には

 妖刀で主人公に斬られてしまいます。どうですか、このワルそうな面構え。


  ホラー映画のような修羅場の後、無理やりハッピーエンドに持っていく強引な?

 筋書きにびっくりでした。😆


  通しで3時間以上かかる大作でしたが、役者の熱演で見応えがありました。

  それにしても、お伊勢詣りは下級武士や庶民にとっては一生に一度の大旅行です。

 真面目な参拝の後は遊郭で遊んだり、飲み食いしたりしていたみたいですね。


  あ、オッサンも幕間にお弁当を頂きました。

  量は少ないですが、華やかでオッサン好みのお弁当です。


  あ、そうだ。歌舞伎座名物「めで鯛焼き」も頂きました。しかし四百円に値上

 げされたのは痛い。尻尾まで餡子が入り、中には紅白の小さな丸餅が入ります。


  その後は、舞踊の演目、六歌仙容彩(ろっかせん すがたのいろどり)から、有名

 な「喜撰」です。百人一首にも歌が選ばれた

著名人ですが、坊主の踊りということで

 大変コミカルで楽しい演目でした。オッサンは昔、若くして亡くなった坂東三津五郎

 さんの八十助(やそすけ)時代に一度見たことがあります。今回は、尾上松緑さん。

  坊主のくせに、最初は祇園の茶汲み女を口説いていますがな。えぇんかい?

 しかしあえなく撃沈😆。和尚の帰りが遅くなって心配した弟子たちがやって来ると

 何事もなかったように偉そうに?振る舞います。なんとも楽しい舞踊演目です。


  しかし気になったのは客入りのイマイチさ。祭日の夜の部なのに約7割ほど。

 興行的には少し心配です。このピンチに、もう歌舞伎座には出ないと宣言した筈の

 玉三郎さんが4月の歌舞伎座の舞台に立つことになりました。たぶん松竹さんが

 頼み込んだのでしょう。とにかく早く正常に戻って欲しいですね。


  帰宅して大相撲の結果を聞いてビックリ‼️

尊富士関がなんと大関琴ノ若関を破り

 新入幕11連勝です。これでもう新入幕優勝はほぼ決まりですわ。なんちゅう事!

 110年ぶりの快挙が見られるでしょう!