Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

まさか、こんな展開になるとは・・・😳 大相撲春場所千秋楽・・・

  昨日は意気消沈していたオッサンですが、今日は目を疑うような展開にビックリ。
  大相撲春場所千秋楽、昨日の取組で右足を負傷して出場は無理と思われていた尊富士
 関が出場しました。無理をして酷いことにならないよう、優勝は諦めても休場した方が
 良いと、師匠の伊勢ヶ濱親方を含むすべての人が思っていました。しかし・・・


  その前に、十両の取組です。東十両筆頭の時疾風関が、千秋楽で勝ち越しを決めて、
 来場所の新入幕を確実にしました。ちょっと恥ずかしそうな笑顔がイイですね!

  十両では、オッサンの星:北はり磨関は残念ながら負け越して十両陥落、若隆景関も
 思うように星を伸ばせず9勝どまり、そして人気の白熊関も千秋楽で負け越しと、少し
 残念な結果になりました。来場所の奮起を期待したいところです。


  そして盛り上がったのは、序二段の優勝決定戦。と言いながら、どちらもケガで大幅
 に番付を下げていた力士です。栃丸さんと龍王さんです、こんなところで対戦している
 場合ではない人たちです。ケガで番付を下げるのは3場所くらいでやめにした方がよい
 と思うオッサンですが、この優勝決定戦は非常に盛り上がりましたので良しとします。

  栃丸(右)得意の高速回転の突っ張りに、龍王も応戦して下がりません。思わず場内
 の皆さんも大歓声です。結果は終始攻め続けた栃丸さんの勝ち。おめでとうございます。
 でも早く関取に復帰できるよう、さらに頑張ってください!

 
  さぁいよいよ幕内土俵入り。
 なんと、昨日の取組で足を傷め休場かと思われていた、単独トップの尊富士関が出場を
 決めました。大丈夫なのでしょうか・・・右足首にテーピングをしています。

    

  千秋楽の相手は今場所好調の若手、地元大阪寝屋川出身の豪ノ山関です。決して簡単
 な相手ではありません。大丈夫なのでしょうか・・・

  しかし意外に落ち着いている尊富士関・・・


  幕の内前半戦で、早くも二人の対決です。

  さぁ注目の、運命の一番です!

  おっと、組み止めた~ 

  渾身の力で寄りたてる尊富士関、しかし豪ノ山関も残します。

  しかし攻め続ける尊富士関、ついに豪ノ山関を土俵外に押し出しました!

  やりました~ 110年ぶりの新入幕での優勝です。よく頑張りましたね~


  昨日もまさか、でしたが、千秋楽で「まさか返し😳」をやってのけるとは・・・本当
 に大した男です。
  師匠の伊勢ヶ濱親方、元横綱旭富士さんも感無量で、愛弟子を褒めていました。同じ
 青森県出身。いや、つがる市にある「旭富士道場」に通っていた尊富士関ですから、まさ
 に親も同然ですね・・・


  この後の後半戦の取組は、もはや消化試合のようになってしまいましたが、それでも
 盛り上がりました。ご当地力士の宇良ちゃん、今場所は大関3人を撃破し、かなり場内
 を沸かせましたが、残念ながら負け越しでした・・・

  今日は若手の王鵬関に力負けしてしまいました。王鵬関も、尊富士関の優勝には刺激
 を受けたことでしょう。なんだか歌舞伎の正面斬りのような気まり技でした・・・
  二人とも、役者よの~(by妻)

  勝っても負けても大声援の宇良ちゃん・・まぁわかる気がしますね・・・

  そして今場所を盛り上げたもう一人の若者・・・ザンバラ頭の大の里関は、大関の
 豊昇龍関に挑戦です。

  しかし勝ちを意識し過ぎたのか、勝負師豊昇龍の見事な投げに屈しました。

  しかし大の里関も11勝4敗の好成績。敢闘賞と技能賞を獲得し、来場所は三役昇進
 が期待されます。この人も成長著しい力士ですね。石川県出身、郷土の皆さんの期待に
 応えるためにも、さらなる精進を!


  そして結びの一番は新大関琴ノ若関と、今場所絶不調で既に10敗もしてしまった大関
 霧島関の対戦です。新大関で華々しいデビューをした琴ノ若関ですが、早々に優勝戦線
 から脱落し、次の世代の若手の台頭を許してしまいました。新大関の場所で、普段とは
 違う緊張があったのは確かだと思います。自分有利な態勢に持っていけず、苦戦続きで
 したね。来場所は琴櫻を襲名しますので、心機一転でまた凄い土俵を見せてほしいです。
  一方の霧島関、こんなはずではない。きっとどこかが悪いのだと思います。しかし、
 千秋楽は頑張りました。尊敬する師匠の陸奥(みちのく)親方、先代の霧島さんが定年
 を迎えるので、この日が師匠としての最後の日となりました。今日は、何が何でも勝つ
 という気迫を感じました。終始攻め立て、なかなか屈せず粘る琴ノ若関を、最後は土俵
 際での投げで豪快に仕留めました・・・

  師匠への花向けの一番になりました。来場所は二人とも、大関らしい貫禄を見せて
 尊富士や大の里の前に立ちはだかってもらいたいですね・・・


  さぁ、いよいよ表彰式です。支度部屋では、伊勢ヶ濱部屋の先輩たちが祝福していま
 す。熱海富士関は「先を越されたな~」みたいな表情ですね。そうよ、奮起しないと。
  まぁのんびりとして温厚な静岡県人にくらべ、青森県の方はハングリーさが違います
 ね。相撲の技量もさることながら、尊富士関は根性、気迫が優っていました。
  祝福するのは宝富士関、錦富士関、熱海富士関、一人置いて翠富士関です。

  さぁいよいよ表彰式です。3賞を全て獲得し、賜杯を手にした尊富士関。間違いなく
 今場所はブレイクしましたね。

  優勝インタビューではちょっとほっとした表情をみせました。

  なんと今日は師匠に直訴して出場したとのこと。その師匠が見守る中で、見事に本割
 で決着をつけました。
  力士は15日間出るのが務め・・・記録よりも記憶に残る力士になりたい・・・
  自分の力で優勝を勝ち取りたかった・・・
  そして、連日足を運んでくれた相撲ファンの皆さんや、応援してくれる郷土・青森県
 五所川原の人たち・・・もちろん、応援に駆け付けたお母さんへの感謝も・・・ 

  素晴らしい力士が出てきました・・・次の日本人横綱を、琴ノ若関と大の里関、ある
 いは熱海富士関と争ってほしいです。それまでは照ノ富士関に頑張ってもらいたいです。
  あ、そうそう先場所優勝した照ノ富士関が、パレードの旗手に尊富士関を指名してい
 たそうです。きっと、遠からずこういう日が来ると見抜いていたのでしょうね。でも、
 さすがの横綱も次の場所で達成するとは思っていなかったのでは?😆


  三賞(技能賞、敢闘賞)を獲得した大の里関。彼もよくやりました。春場所に先立つ
 故郷石川県への巡業で思いを新たにしたそうですが、能登地震で被災された方々を勇気
 づける大活躍でした。来場所は新三役。大関への最短距離につけたと思います。


  「荒れる春場所」という通り、筋書のないドラマのような展開でしたが、オッサンを
 はじめ相撲ファンの方々の記憶に残る場所だったと思います。


  ・・・実は、今日はウインタースポーツの最終戦がヨーロッパ各地で行われたのです
 が、とてもそこまでは書くことができません。ウィンタースポーツの〆はまたの機会に
 いたします。
 (だれもそんなん期待していないと思うけどな・・・所詮は自己満やな。by妻))