安藤麻選手の快挙!(またまたオタク記事でスミマセン)
おはようございます。朝(もう昼だけど)から興奮して?記事をアップします。
昨夜はまたアルペンスキーの世界選手権、女子の最後の種目スラローム(回転)を
視聴していました。例によって難しいコースで、かなり多くの選手がコースアウトを
するなか、日本の安藤麻(あさ)選手が、なんと1回目8位、トータル順位で10位に
食い込む活躍を見せてくれました。
ちょうど同じころ、テニスの全豪オープンで大坂なおみ選手が優勝したニュースが
流れていました。世間一般的にはそちらの方が注目を浴びるのは当然ですが、ウイン
タースポーツマニア?のオッサンにとっては安藤選手の10位のほうがニュースです。
女子のアルペンスキーの五輪・世界選手権では、弾丸娘(今は突撃おばさん?)と
呼ばれた川端絵美さんのダウンヒル(滑降)5位という素晴らしい記録がありますが、
それに次ぐ快挙です。本人はもちろん、解説の方(先輩にあたる)も感無量でした。
ノルディック(ジャンプや複合)と違って、まだまだ世界トップレベルとは差がある
アルペンスキーでは、世界選手権10位は称賛に値する結果です。おめでとう!
安藤選手の滑りです。スタート直後の急斜面で左右に大きく振られる厳しい旗門設定
があり、一流選手でもちょっとのミスや判断の遅れで旗門不通過(コースアウト)して
しまうなかで、急斜面が得意な安藤選手は臆することなく果敢にアタックし、攻め続け
ました。タフなコースなので終盤は乳酸がたまったのではないかと思いますが、ミスを
恐れずフルアタックで難コースを滑り切りました。2本目は「緊張で頭が真っ白」だと
言っていましたが、「欲張らず(イチかバチかでメダルを狙うことはせず)、でも守り
に入らないようにする(順位を守ろうとして安全運転はしない)」という言葉通りに、
クレバーな滑りで10位をGETしました。世界選手権で15位以内に入るとワールドカップ
で30位以内と同様にFISポイント(国際スキー連盟の定めた個人成績ポイント)を獲得
できますので、最優先目標をそこに置いていたようです。それだって、そう簡単に達成
できるものではありません。FISポイントでワールドカップの出場権やシードの位置が
決まりますので、彼女にとっても競技人生=生活が懸かっているのです。良かった!
この難しいコースを制したのは、まだワールドカップのこの種目で優勝経験のなかった
オーストリアのカタリナ・リーンスベルガー選手です。大舞台に強い精神力の持ち主か?
まだ23歳、低迷が続いていたオーストリア女子の期待の若手でしたが、まさか勝つとは。
この種目の優勝候補は、世界選手権5連覇を目指す米国の女王ミカエラ・シフリン選手
と、ワールドカップで圧倒的な強さを発揮していたスロヴァキアのペトラ・ヴルホバ選手
と見られていました。シフリン選手は怪我から復帰したばかりということもありましたが
ヴルホバ選手は絶好調だったはず。
しかしリーンスベルガー選手は一回目一番スタートという好条件(コースが荒れていな
い)を生かして、序盤の急斜面の難所を驚異的なアタックでタイムを稼ぎ、シフリン選手
に1秒30、ヴルホバ選手に0秒30の差をつけました。
そして2回目。先に滑ったヴルホバ選手がその時点でトップタイム(シフリン選手に計
0秒98差)を叩き出しプレッシャーをかけますが、リーンスベルガー選手は守りに入らず
明らかに勝ちに行きました。何度か態勢が崩れかけましたが驚異的な足腰の粘りで立ち直
り、スピードを緩めず旗門をなぎ倒すように通過していきます。まさに鬼気迫る勢い。
結果、途中のすべてのセクションでさらにタイムを伸ばし、ヴルホバ選手に1秒00の
大差をつけての完勝でした。彼女はパラレルスラロームでも同着ながら金メダルを獲得
していますので、今大会2つの金メダルを獲得した4人目の選手となりました。やはり
大舞台に強い人、いわゆる「持っている人」っているんだな・・・
そして今夜は最終種目の男子回転。NHK-BS1の放送は深夜になってしまうので、
録画して後から見たいと思います。アルペンが終わると、次はノルディックスキーの
世界選手権(ジャンプ、複合)です。それが終わると、ようやく春かな・・・
(そんなふうに考える「変な人」はオッサンくらいしかおらんで。by妻)
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