忙しさのなかで思い出したこと
今週は引き継ぎで、旧所属と新所属の職場を行ったり来たりです。お客様へのご挨拶
もあり在宅勤務はゼロ(当たり前ですね)。ちょっと慌ただしい毎日になっています。
そんななかで今日は19時には業務終了、自宅最寄り駅まで約1時間20分かけて戻り、
久しぶりに駅前中華で麻婆豆腐丼を食べ、スーパーで買い物をして21時過ぎには帰宅。
いつものように誰もいない部屋に入って電気を点け、仏壇に線香をあげてテレビを点け
ると、まだプロ野球放送をやっています。今夜は阪神VS巨人戦です。
野球中継を見たとたん、突然思い出しました、妻が元気だった頃のことを。
妻は自宅でピアノを教えていまして、平日は8時頃までレッスンをしていました。私
はだいたい9時頃に帰宅をすることが多かったのですが、妻はそれを見越して8時以降
にはレッスンを入れず、私の帰宅を待ってくれていました。
いつも晩御飯はレッスンが始まる前に下ごしらえしておき、私が帰宅する頃には支度
ができていて、一緒に晩御飯を食べることが多かったのですが、たまにレッスンが早く
終わったり私の帰宅が遅くなる時は、妻はソファでテレビを見ていました。プロ野球の
シーズンの時には、必ずタイガースの試合をCATVで見てくつろいでいました。
(ちなみにシーズンオフは、ウインタースポーツ中継か、吉本新喜劇を見ていました。)
そんな感じで妻がタイガース戦生中継をテレビ観戦している時に私が帰宅することが
たまにあったのですが、その時は酷いことがよく起きました。「ただいまぁ」と玄関の
ドアを開けたとたんに妻が「うわぁ~」と声を上げてメガホンを放り投げる姿が・・・
そうなのです、だいたい午後9時過ぎというのはゲームの終盤になるのですが、なぜか
私が帰宅するタイミングで、よく悲劇が起きました。
例1)9回2死から相手チームにサヨナラホームランを被弾(●保田投手~)
例2)9回裏、阪神が1点をリードされた場面で、1死1・2塁から逆転サヨナラの
チャンスなのにあえなく併殺でゲームセット(桧●選手~)
例3)延長12回裏同点の1死3塁の場面で、阪神の選手が外野フライを放ち、3塁
ランナーがタッチアップからホームに突っ込むが間一髪アウトで試合終了
(ランナーは誰だったかな?代走だったのに・・・)
そんな時妻は、「もう~なんでこんな時に帰ってくるのよ~。大事な時?にアンタが
帰ってくるとロクなことがないんやから」と怒り出します。そんなこと言われてもな。
要は試合終了間際には帰ってくるなっちゅうことかいな・・・道草して来いと。
妻に言わせれば私は「とにかく間が悪い男。持ってない男。」なのだそうです。まぁ
そんな貧乏神みたいなやつと結婚してしまったから妻の運が変わってしまったのかな。
思い起こせば、最初に妻をデートに誘うために電話を掛けた時、妻ではなくて暗い声
の父親が出て「今、〇〇(妻)の祖母が亡くなったところなので・・・」という予想外
の展開がありました。もう最初から実に気まずい雰囲気。それでも妻に代ってくれたの
ですが、妻は泣きじゃくっていて会話にならず、ますます気まずい状況。デートの約束
どころではなく、仕切り直しとなりました。(ホンマにあの時はあせった・・・)
まぁ、とにかく試合終盤の微妙な時間帯に帰宅するのがためらわれた「間の悪い男」
(笑)です。
でも私の帰りがもっと遅くなる時には、私から「疲れたから駅まで迎えに来て~」と
いう情けないコールが入ることもあるので、妻は私が帰宅するまでは🍺を我慢して、
いつでも車を運転できるようにスタンバイしてくれていました。
「そうやで、夫想いの優しい妻やろ」by妻。はい、その通りでございます。
あぁ、もう今はどんなに遅くなって疲れても、一人で歩いて帰るしかないんだよなぁ。
(当たり前やん。私の有難さがわかったやろ。by妻)
今夜も駅前には、夫を迎えにきた奥様たちの乗る車が縦列駐車をして待っています。
いいなぁ、かつては自分もそういう結構な身分だったんだよな・・・ショボン。
・・・というような他人にとってはどうでもいい話を、つらつらと連鎖的に思い出し
てしまいました。あぁ、なんだか久しぶりにリアルに妻が居た頃のことが脳裏に浮かん
で、ちょっと嬉しいような気もしましたが、やっぱりもう妻が居ないという事実に再び
思いが至り、たちまちズドーン。(上がったり落ちたりで忙しい奴っちゃな・・・by妻)
さて肝腎のゲームの結果は?
今夜は心配無用。無事にタイガースがリードを守り、勝利しました。
「珍しいこともあるもんやな・・・」と妻がイヤミを言っているようです。
ハマスタで観戦中の妻の写真です。(30代後半の頃かな、もう時効だよね。)
今日はちょっと変な記事でスミマセン。写真も少なくて読みづらい・・・
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