Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2015年のGW:フランス・ドイツの旅 ➀出発

  コロナのせいで、しばらくは遠くに行けません。海外旅行など夢物語になりました。
 でもちょっと前までは、お金さえなんとかすれば行こうと思えば行けましたね・・・
  ということで、情けないけど再び昔の旅日記を開始いたします。今回は2015年の春。
 妻の一周忌を終え、追悼演奏会を終え、当面の目標がなくなり少々凹んでおりました。
 そこで、次のGWにはどこか妻の行きたかったところへ行こうと考え、思い切って海外
 へ行く事にしました。早々にJALのエコノミー航空券を予約し、準備をしておりました。
  
  しかし実はこの年の4月に宮崎に転勤になってしまい、引っ越しやら挨拶回りやら、
 仕事の引継ぎやらでてんやわんや。でも、転勤休暇1週間を返上してなんとかやるべき
 ことを済ませ、GWだけは予定通り休ませて頂く事にしました。
  2015年4月28日の夜、宮崎空港発19:40のJAL国内線で羽田まで飛び、そのまま深夜の
 パリ行きの飛行機に乗ってヨーロッパに向かいました。(オッサン、無謀もいいとこや)


  GW前日深夜のパリ行きの便は当然ながら満席。狭い機内ですが疲れていたのですぐ
 に眠ってしまいました。機内食を食べたのかどうかすら覚えていない・・・目覚めると
 既にヨーロッパ上空、もう日が昇っていて天気はよさそうです。パリ・シャルル・ド・
 ゴール空港には予定より20分近く早く着きましたが、地上の整備員がまだ到着していな
 いらしく、機内で待たされました。せっかく早く着いたのに意味ないやん。でもこれが
 フランス人。飛行機が早く着いたから早めに仕事を始めようなんていう奇特な人はいな
 いのでしょう。結局定刻の到着となりました・・・
  早朝の空港から、パリ市内に向けてエールフランスの空港バスで、パリ・リヨン駅へ
 向かいます。初日はパリから南の方に向かいますので、そのTGV列車の発車するリヨン
 駅に荷物を預けておく予定でした。しばらく前まではテロ対策でパリのすべての駅では
 コインロッカーの使用ができませんでしたが、この時は荷物預かり所が開いていまして、
 X線チェックの上で荷物を預かってもらうことができました。急いでいたので、空港も
 リヨン駅も写真無し。荷物を預けて地下鉄の駅に急ぎます。


  さて、まずは真っ先に妻が行きたがっていた場所に行く予定を組んでおりました。
 そこを訪れる日本の旅行者が主催する日本語ツアーがありましたので、日本から予約を
 していました。集合は午前8時半、出発は9時。しかし空港からいったんパリ・リヨン
 駅まで行き、待ち合わせ場所のオペラ座近くまで行くのに結構時間がかかり、既に集合
 時間を過ぎてしまいました。地下鉄オペラ駅からダッシュで待ち合わせ場所に向かうと、
 大型バスが停車していて係の女性が一人待っています。時刻は9時5分過ぎ。遅刻です。
  「すみません、ツアーを予約していたものですが・・・」と言うと、その係の女性は
 「お待ちしていました。すぐに出発しますのでバスにご乗車ください」とのこと。あぁ
 良かった・・・でもバスに乗り込むと冷たい視線・・・当然ですね、私の不注意のため
 に皆様の出発が遅れてしまい、申し訳ございません。と心の中でお詫びしました。  


  でもなんとかツアーに間に合ってよかった。さて目的地はパリの北方、バスで一時間
 半。イル・ド・フランス圏の田舎町ジヴェルニです。はい、もうお分かりですよね・・・


  
  そうです、印象派の巨匠クロード・モネさんの終の棲家、ジヴェルニのモネの家です。
 入口を入ると、あの有名な睡蓮の池です。わぁ、テンションが上がります。妻が見たら
 喜ぶだろうな・・・モネが大好きだったし・・・


  太鼓橋の上には藤の花が咲いています。



  睡蓮の池だけでもかなりのすばらしさです。この後、モネが手入れをしていた庭園と
 晩年のモネが過ごした家の内部を見学します。妻も喜んでくれたかなぁ・・・
 (連れて行くのが遅いわ!by妻)