Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

内村航平選手が引退を発表!

  今日も寒い一日。関東地方は朝から雨で憂鬱でしたが、テレビを見たら北国・日本海
 側地方はこれから大雪、吹雪だということ。雪国の冬は本当に大変ですね。この程度で
 ブルーになっていては恥ずかしい・・・ 
  今日はなんにも書くことがないなぁ(だったら別に書かんかったらええやん。by妻)
 と思っていたら、ニュースで体操の内村航平選手が引退するとのこと。これを書こう。

  北京(2008)、ロンドン(2012)、リオ(2016)のオリンピックで日本男子代表の
 主力として活躍し、リオでの団体金メダルやロンドン・リオでの個人総合二連覇を達成
 したスーパースターです。(写真はリオでの個人総合の金)
  33歳という年齢は体操選手としてはもうかなり厳しい状況なのでしょう。1年遅れの
 東京五輪では鉄棒一本に絞って出場したものの、信じられない落下で衝撃の予選敗退と
 なりましたが、その輝かしい功績は色褪せることはありません。次の世代の選手たちが
 東京五輪で素晴らしいパフォーマンスを見せたため、引き際だと思ったのでしょう。
 長い間、お疲れさまでした。有難う、航平選手!


  前にも記事にしたのですが、妻は体操競技を見るのが好きで、2011年に東京で開催さ
 れた世界選手権を妻にせがまれて、しぶしぶ見に行きました。個人総合の日のチケット
 は取れなくて、種目別決勝の2日目だったと思います。会場は国立代々木競技場ですね。
  内村選手は個人総合で優勝し、気を良くして?種目別にも跳馬を除く5種目にエント
 リーしていました。オッサンは最初はあまり興味がなかったのですが、見ているうちに 
 引き込まれてしまいました。日本選手が活躍したということもありましたが、内村選手
 のダイナミックで、それでいて優雅な演技に魅了されました。
  種目別決勝では、それぞれの競技のスペシャリストが強いので、内村選手の表彰台は
 ゆかの1位、鉄棒の3位だけでした。ゆかは初日なので、オッサンが内村選手の表彰台を
 見られたのは鉄棒だけでした。そしてその表彰式で事件がありました。3位の選手から
 表彰されるのですが、内村選手は何を思ったか3位ではなく2位の表彰台に上がってし
 まい、そのまま気づいていないようです。次に紹介された2位の中国人選手が困惑し、
 会場がざわつき始めて、ようやく内村選手は間違いに気づいたようです。体を丸めて、
 ペコペコ頭を下げながら慌てて台を降り、3位の表彰台に上がり直しました。その瞬間
 会場は爆笑です。
  内村選手はこういうちょっと微笑ましいところもあって、そこも人気なんですよね。
 妻も「コーヘー、やらかしたの~」と言って、手をたたいて喜んでいました。
  この時にはまだ妻の病気は発覚していなくて元気だったんだよな~ この2年後に妻
 は亡くなってしまったのですが、その前にこの世界選手権を見に行っておいて良かった
 と今では思っています。・・・妻よ、ついにコーヘー選手が引退するらしいで・・・


  苦手の?跳馬の前に、慎重に位置を確認するため、この仕草をよくしていました。

       

  
  続いて東京五輪での鉄棒の演技です。文字通りの「離れ業」ですね。G難度かな・・
 有終の美を飾ることはできませんでしたが、十分に人々の記憶に残る演技でした。    

     

  空中姿勢もたいへん美しいですね。やっぱり鉄棒の演技が一番よかった気がします。  

     

  
  最後に、まだ若い頃の世界選手権の時の映像。鉄棒の着地がピタリと決まりました!

  残念ですが、ひとつの時代が終わりました。
  内村選手、これまで有難う! きっと妻もねぎらっているのではないかな・・・