Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

3連休初日はのんびり・・・大相撲秋場所TV観戦など

  台風が近づき、関東地方南部も少し暖かく湿った空気が流れ込み、ムシムシした感じ
 の一日でした。それでも午前中は晴れていましたので、洗濯と布団干しができました。
 午後からはクルマでスーパーに買い出しです。
  3時のおやつに買った大きなモンブランケーキ、ちょっと量が多すぎて最後の方では
 気持ち悪くなりました。オッサンは生クリームがあまりたくさん食べられないのです。
 6層になっていて、頂上はカラメル、その下にマロンクリーム、生クリーム、スポンジ、
 ジャム、チョコレートスポンジと重ねられています。モンブラン好きのオッサンですが
 実はマロンの部分が少なくて、生クリームがちょっとくどかったのでイマイチでした。  

     

  久しぶりにトワイニングの紅茶を淹れて、オーストリアの陶磁器ブランド、アウガル
 テンのティーカップで頂きました。手前はリヒテンシュタインという伝統的なシリーズ、
 右側後ろは妻の買った現代風のデザインです。面白いもの好きの妻らしいセレクトです。

    

  その後は、ゆっくり大相撲秋場所をテレビ観戦しました。今日はなかなか好取組が
 多く、生で観戦した方は楽しかっただろうなと思いました。
  十両では静岡県熱海市出身の熱海富士が、幕内経験者の英乃海(翔猿の兄)を正攻法
 で下して5勝2敗。来場所の新入幕が期待されます。ようやく髷が結えるようになって
 きましたね。この調子でがんばれ!

  幕内も今場所は平幕力士が元気なので、早いうちからかなり盛り上がりました。
  ただ一人全勝で突っ走っているのは土俵上の哲学者?北勝富士(ほくとふじ)関です。
 こうやって ↓ 、時間いっぱいの仕切りの時に、右手を眼のところに持って行って瞑想?
 するので、オッサンは哲学者と呼んでおります。(アホ) まだ若いのに、早くも頭髪
 がピンチになっており、あと数年で髷が結えなくなるのでは?とハラハラしながら応援
 しています。(シンパシーを感じているんやな・・・by妻)

  北勝富士関は今日も快調に白星を重ね、7連勝で単独トップに躍り出ました。
 実力者隆の勝関に完勝でした。明日勝ち越せば、上位とも当たる可能性が高いです。
  
  その他、高安関が人気者遠藤関を破り、これまた人気者の翔猿(とびざる)関が明生
 関を破る一番、角界のサラブレッド琴ノ若関が埼玉栄高校の先輩である大栄翔関を破る
 相撲など、なかなか白熱の好取組が続きます。そしてオッサンが注目していたのはこの
 一番。静岡県焼津市出身の翠富士(みどりふじ)関と、かつての横綱朝青龍の甥っ子で
 新関脇の豊昇龍関の対戦です。

  実はこれまでの対戦成績は翠富士の全勝とのこと。意外だなぁ・・・そういえば先場
 所もものすごい熱戦の末翠富士関が勝利していました。今場所はいかに?
  小柄ながら俊敏な動きをみせる両者、今日も手に汗を握る攻防を繰り返しました。
 翠富士関の十八番の肩透かしを豊昇龍関が繰り出しますが、それをしのいだ翠富士関が
 一瞬のスキをついて豊昇龍関の体を横から崩し、一気に土俵際までもっていきます。

  一気に送り倒して翠富士関が今場所も豊昇龍関を下しました。スピード感あふれる
 好取組に、場内では大歓声が沸き起こりました。

  静岡県出身の関取2人が会心の勝利を挙げましたので、オッサンもご機嫌でした。


  そして次の取組は、幕内最年長ながら機敏で力強い相撲でここまで全勝の玉鷲関と、
 角界のプリンス?関脇若隆景関です。解説の元横綱北の富士勝昭さんも、玉鷲関の好調
 ぶりを絶賛していました。今日注目の一番ですね。


  立ち合いは玉鷲関が一気に押し込み、のど輪で若隆景関をのけぞらせると、そのまま
 土俵際に追い込みます。さすがは今場所絶好調の玉鷲関、あっけなく勝負あったか?と
 思われたその瞬間!

  土俵際で見事なうっちゃり気味の突き落としで逆転勝利。足腰の強さと俊敏な動きで
 切れ味抜群の一撃必殺の技を繰り出します。玉鷲関は勢いよく行き過ぎてちょっと警戒
 が不足していたのかもしれません。ものの見事に相手の術中にはまってしまい、手痛い
 初黒星を喫しました。
  あ、今日は郷土の福島から、若隆景関をはじめ荒汐兄弟の大応援団が駆けつけていた
 そうです。テレビカメラは元力士であったお父さんの笑顔をしっかりと映していました。


  もう一人の関脇阿炎(あび)関は、ケガのために休場なのは残念ですが、早く万全な
 状態に戻して復帰してほしいです。せっかく三役に定着したところなのに、また一から
 積み上げ直しとなりますが、謹慎処分の後で幕下?から復帰してきた阿炎関ですから、
 精神面ではおそらく大丈夫でしょう。少し前に埼玉県越谷市役所に行った時、阿炎関の
 昇進を祝う垂れ幕が下がっていたのを思い出しました。応援してくれる方のためにも、
 この後も頑張ってほしいです。


  一方、不甲斐ないのは横綱・大関陣。昨日は何年振りかもよくわからない、4人全滅
 という体たらくでした。今日も大関御嶽海、正代(マサヨさん)はいいところなく完敗。
 マサヨさんなんて爪先立ちですよ、なんでもっと腰を下ろしてどっしりとした相撲が取
 れないのでしょうか?大関に昇進したあの場所を、もう一度思い出してほしいですね。
 そのマサヨさんに正々堂々と挑んで完璧な勝ち星を挙げた錦木関は、何年ぶりかのイン
 タビューに応じていました。一時は十両下位まで落ちてようやく復帰してきた32歳。

  髷がピン立ちしていますが、なんだか愛嬌があってカワユイ感じですね。うれしさを
 こらえきれない表情でインタビューに答えていたのが印象的でした。前頭4枚目で4勝
 3敗。これからも上位と当たると思われますが、力いっぱいぶつかってほしいですね。


  そして大関の最後の砦、令和のロボコップこと貴景勝関。(平成のロボコップは、あ
 の高見盛関ですね) 今日は曲者宇良(うら)関との一番です。

  相手の腰あたりをめがけて低い立ち合いから足取りなどを繰り出す宇良関を警戒して
 貴景勝関は終始突き押しで相手を懐に入れないように離れて相撲を取ります。
 (あれ、芸妓さんみたいな人が溜まり席の最前線にいますね・・・)

  お互いの体が離れると、一瞬お互いが立ち止まって様子を見ているシーンはなかなか
 面白いです。今日は貴景勝関も宇良関の動きを良く見ていました。こうしてじっくりと
 構えられてしまうと宇良関の奇襲は封じられてしまいます。そうなると実力通りの結果
 となりますね・・・

  大関の圧力はものすごく、この後土俵を割った宇良席は溜まり席でひっくり返って
 しまいます。(宇良関が裏返しになったんやな。by妻)
  これで貴景勝関は5勝2敗と、かろうじてただ一人大関の面目を保ちました。


  そして結びの一番。横綱照ノ富士関と、先場所優勝した小結逸ノ城関のモンゴル対決
 です。この二人はモンゴルから同じ飛行機で来日したという、入門同期生らしいのです。
 照ノ富士関はご承知のように、一度は大関まで上り詰めながら相次ぐケガのために一時
 は序二段まで番付を下げ、そこから這いあがって元の大関に復帰し、ついに最上位横綱
 の地位を手にした苦労人です。爆弾を抱えた両膝にぐるぐる巻きの保護テープをされて
 いるのを見ると、今場所も苦しい土俵が続きそうです。

  しかし岩のような逸ノ城関はあまり動きがなく、デカいので標的としては外すことが
 ありませんので、横綱は正攻法でじっくりと攻め立てました。

  立ち合い直後に左上手を取りますと大きな逸ノ城関の懐に入り込み、その体を起こす
 ようにして前に出ます。すると逸ノ城関は完全に半身になり、左手はバンザイ状態。
 こうなってしまえばもう横綱のものです。危なげなく寄り切って4勝目を挙げました。


  横綱ですから負け越すようなことがあれば休場を余儀なくされます。まだまだ苦しい
 土俵が続きますが、なんとか盛り返してほしいです。


  7日目を終わり、なんと平幕北勝富士関がただひとり全勝でトップ。1敗で同じ平幕
 の玉鷲関と高安関が追う展開。2敗は大関貴景勝関、小結霧馬山関、平幕の若元春関、
 錦富士関、王鵬関(大鵬のお孫さん)の5人。役力士が調子が出ずに、平幕のベテラン
 や新鋭が台頭している感じですね。まだ半分が終わったばかりですから、上位陣の奮起
 を期待したいところです。
  明日・明後日もテレビで相撲観戦かなぁ。台風でも相撲は中止にならないと思うから
 ね・・・甲子園のタイガース戦は中止だろうけど・・・
  
  今日の晩御飯は、北海道産の秋鮭(シロザケ)のチャンチャン焼き、北海道産サンマ
 のお寿司でカンパイです。ワインは、フランス・ブルゴーニュ地方の著名なネゴシアン 
 (酒商)のルモワスネさんのブルゴーニュ・ブランの2017年。ルモワスネさんは、最初
 に耳にしたとき「モノワスレ」さんってオッサンのことかと思いましたが(アホやん)
 大量のストックを自社セラー(洞窟のようなカーヴ)に保有し、飲み頃になった頃合い
 を見てまぁまぁ妥当な値段で売り出すことで注目されている生産者です。

    

  鮭のチャンチャン焼きは、前回は野菜を焦がしてしまって大失敗しましたが、今回も
 小失敗でした。なかなかうまく仕上がらないなぁ・・・(オッサンには無理やな。by妻)
 サンマのお寿司は結構高かった(5貫で780円)のですが、近年の不漁のため仕方がない
 のかも。脂のノリは今一つで、どちらかというと精悍なイメージのサンマでした。
  ワインはなかなか秀逸です。あまり目立った特徴はないものの、酸味と果実味と苦味
 がそこそこのレベルで拮抗していてバランスが良い。酒質はかなり強めで、時間が経過
 しても衰えることなく、ビジバシとした感じ?でした。色は結構黄色みが入っていて、
 まだ若いのに「少し熟した感」もありました。これはなかなかいいかなぁ。値段は3,700
 円もするから、このくらいの出来は当然ですけれどね・・・(また偉そうに。by妻)
 最後までダレることもなく、ピンと背筋が伸びた感じです。オッサンも晩節はこのよう
 になりたいね・・・(無理やな。by妻)