思い出の旅 2007年:カプリ島 ⑦アナカプリの丘へ・・・その前にインタルシオ(寄木細工)を購入・・・
突然思い出したようにカプリ島です。(アホ)
島の南側にあるマリーナ・ピッコラで泳いだ後、いったんホテルに戻って寛いでから
(駿河屋の羊羹を食べてから😆)、着替えて再びカプリ島の観光に出掛けます。
・・・とその前にお昼の腹ごしらえ。カプリ地区の中心ウンベルト広場から少し離れ
たバスターミナルの近くの、カプリ地区にしては大衆的なレストランに入りました。
写真を撮り損ねていましたが、ここで妻は念願のウニのスパゲッティを注文しました。
オッサンはカニのリゾットです。妻の日記によれば、ウニのスパゲッティはウニが多過
ぎて、最後は飽きてきたみたいです。ウニ丼と同じだな・・・あまりたくさん食べると
よくないかもしれない。まぁそんな贅沢なことを言っていてはいけませんね。
そして再び縦長のバスに乗り、今度は島の西側にあるアナカプリ地区に向かいます。
またしても石灰岩の切り立った断崖絶壁の間を、細く狭くクネクネと曲がった道をバス
が疾走します。座れずに立っていたオッサンたちは、スリル満点でした。カーブを曲が
るたびに乗客から悲鳴が上がりますが、バスの運ちゃんは平気な顔をして運転します。
妻は日記で「下手な絶叫マシーンよりも怖いんちゃうか・・・」と書いていました。😆
オッサンは、吊革につかまりながらビデオ撮影をしていました。こんな感じ ↓ です。
約20~30分ほどで、カプリ地区と並んで人口の多いアナカプリ地区のバスターミナル
に到着しました。ここはカプリ地区のようなスノッブな感じはなく、静かで落ち着いた
感じがします。 午後になって日差しがきつくなってきました。
(カプリ地区ほどではないですが)比較的賑やかなバス停近くの広場にあったお店を
ちょっと覗いてみました。いかにも観光地のおみやげ物屋さんみたいな感じでした。
ここも写真を撮り損ねていましたが、結構ちゃんとしたお土産品が揃っていました。
オッサンはこの近くのソッレント(本土側の半島部)の特産である寄木細工の工芸品を
見つけ、思わず購入してしまいました。😆(衝動買いはワインだけやないんか。by妻)
一つはオルゴールです。ふたを開けると「オー・ソッレ・ミーオ(私の太陽!)」の
メロディが鳴り始めます。ただし「サビ」の前までですけれどね・・・
高級品ではなく、小さくて雑な絵柄なのですが、妻は気に入っていました。今でも妻
の化粧台(コンソール?)の上に置いてあります。たまに開けてオルゴールの音を聞く
ことがありますが、なんだかこんなことがあったなんて夢のように思います。
そういえば、このオルゴールは妻が実家にも同じものを買っていました。オッサンが
「これを二つください」とお店のオッチャンに言いますと、おっちゃんは目を輝かせて
「二つも買ってくれるの?」と言って喜んでいました。そのかわりに何か「おまけ」を
もらったような気がします。🍋のキャンデーだったかな?(お子ちゃまか!by妻)
普及品だし、そんなに高くもなかったのですが、旅の記念としてはよかったかなと。
もうひとつ、壁掛け用の寄木細工の絵も購入しました。これも小さくて本格的な絵柄
ではないのですが、これも妻のお気に入りで、玄関近くの廊下の壁に飾っていました。
これもちょっとショボい感じですが、まぁいいか。
オッサン、本当のところは時間があれば、アナカプリ観光の後はマリーナ・グランデ
までバスで行き、フェリーに乗ってソッレント往復をして、ソッレントの専門店で本格
的な寄木細工の品を買おうと思っていました。新婚旅行の時に寄ったのですが、当時は
買えなかったのです。今回はじっくり吟味して、ちょっとくらい高くてもイイから芸術
的な作品を買いたいと思っていました。しかし、ここアナカプリの土産物屋さんで中途
半端な品物を買ってしまったので、ソッレントまで行くのはやめにしました。船酔いを
怖れていた妻が、なんとなく行きたくなさそうな感じだったし・・・
(私のせいにせんときや。by妻)
ちなみにソッレントの専門店に行くと、こんな感じ ↓ です。
寄木細工の工芸品って、インタルシオっていうのかな? きれいですね。南イタリア
の風景画や、楽器や花の模様を描いたオルゴールや小箱などがお土産にうってつけです。
中には工房を見学できるところもあります。本当に細かい手作業で地道な努力と繊細
な「匠の技」が必要と思われます。
職人気質という点では、イタリア人って日本人と似ているかも。
日本には持って帰ることはできませんが、家具もあります。とってもステキですが、
一般人には手が出ない高価な芸術品ですね。ヨーロッパの宮殿やお金持ちの邸宅などで
見かけるようなものもあります。そういう場所に置かないと意味がない品物ですね。😆
しかしオッサンは日本でこんなもの ↓ をGETしていました。これなら、日本の狭い
ウサギ小屋でもなんとかなります。食器などを運ぶためのトレイですね。
これは大阪から東京に転勤になる時、大阪の職場の皆さんが贈ってくださったもので
す。つぅか、オッサンがこれを欲しいとリクエストしたため、オッサンの仕事のパート
ナーをしてくれていた女性が心斎橋大丸で買ってきてくれたのです。有難うございます。
まぁあまり使うことはないのですが(重いから。😆)、実用的というよりも観賞用と
いう感じですから、それでもいいと思っています。
さて、この後はアナカプリ地区の閑静な邸宅のあるエリアを散策、観光します。
そしてソッレントに行くのをやめましたので、当初行く予定のなかった場所にも参り
ます。あ、青の洞窟ではありませんよ。新婚旅行で行った時に妻は揺れる小舟に酔って
しまい、トラウマになっているようなので・・・😆 (笑ってる場合ちゃうわ!by妻)
ちなみに妻は、船酔いした腹いせか?青の洞窟の事を、「アホの巣窟」と言い放って
いました。(イヤ、それを最初に言ったのはオッサンやで。by妻)
そうは言いましても、みんな一度は見てみたいと思う絶景ですからね。踊る阿呆に、
見る阿呆じゃなけれど、やはり一度は見ておくべき場所だとは思います・・・
2007年の旅では行きませんでしたが、1992年の新婚旅行で行った「青の洞窟」です。
カプリ島の北西部で偶然発見された洞窟で、太陽の光が差し込んで洞窟内の海の水が
神秘的な青い色をしているのです。これは本当に驚きます。
(写真はネットから拝借したものです。オッサンの写真は失敗していましたので。😝)
なんだか途中から大幅に脱線してしまい、全然アナカプリの記事になっていませんね。
ドビュッシーの前奏曲集のような「アナカプリの丘」は、次回に回します。(ケチ)
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