Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

大相撲名古屋場所:千秋楽

  今日は大相撲名古屋場所の千秋楽でした。6場所ぶりに出場した横綱白鵬が、どんな
 ことをしても勝つという、ある意味では横綱にふさわしくないなりふり構わない相撲で
 全勝優勝を遂げました。ここに至るまでの苦労や葛藤は、横綱を張った者にしかわから
 ないのだと思いますが、本人周辺はともかく周囲はちょっと醒めていましたね。
  酷い相撲でヤラレタ照ノ富士関はムッとした表情でしたが、彼こそ逆境を潜り抜けて
 来た男、そんなことで文句を言うはずもありません。来場所はめでたく横綱昇進して、
 横綱同士の取り組みで白鵬に雪辱してほしいと思います。


  さて、今場所は優勝争いはモンゴル場所に戻ってしまいましたが、頑張った日本人の
 力士もたくさんいます。まずは新入幕で勝ち越した一山本関。面白いしこ名ですね。

  一時は7勝2敗の好成績でしたが、そこからは幕内上位と当てられてなんと5連敗。
 勝ち越しを賭けての千秋楽では見事な相撲で千代の皇関に勝ち、幕内に残りました。
 インタビューでも爽やかな表情で受け答えしていました。声も良く、御覧の通りルック
 スもいいので、幕内に定着したら人気が出そうですね。もちろん相撲もなかなか上手で
 基本は押し相撲ですが組んでも良し、粘り腰もあって玄人好みの相撲を取ります。
 今後の活躍を期待しますよ。


  続いては敢闘賞(初の三賞受賞)の琴ノ若関。幕内下位ですが、なんと12勝3敗の
 好成績です。角界のサラブレッドと呼ばれ、おじいさんは横綱琴櫻関、お父さんは関脇
 琴の若関というすごい血筋に生まれ、素材も申し分ないのに、生来の人の良さ?でなか
 なか大きく勝ち越すことができませんでしたが、ようやくブレイクしました。 

  今日も腰の重い剣翔関に完勝し、実力を見せつけました。来場所は三役を目指して
 頑張ってほしいですね。あ、なんとなくおじいさんの琴櫻関に表情が似ていますね。
 鳥取県倉吉市出身の琴櫻関、昨年秋に倉吉市を訪ねた時に琴櫻関の相撲記念館を訪ねた
 ことを思い出しました。私が小学校低学年の頃に活躍した力士です。懐かしい・・・
 (相撲ファンだったんですよ、子供のころから・・・オッサン臭い子どもやってんな。)
  下の写真左側がおじいちゃんの横綱琴櫻関。右は、今でもご健在で角界のご意見番?
 の横綱北の富士関です。今日もNHKで解説をしていましたが、おじいちゃんの琴櫻関
 とは現役時代に何度も渡り合ったと言っていました。インタビューはおじいちゃんより
 上手いね!なんて言っていましたが、そら中学卒業して相撲一筋の昭和の力士と、よく
 も悪くもネット社会に生きる現代の若者とは比べようもないですよ、北の富士さん。


  そして新三役で見事勝ち越した、明生関。鹿児島県の奄美大島出身です。昔ながらの
 朴訥としたお相撲さんですね。強豪がひしめく中で、良く勝ち越しました。まだあどけ
 ない表情が残っていてカワユイですね。来場所は二けた勝利をめざしてがんばれ! 


  あとは朝青龍の甥っ子、豊将龍関が10番勝って技能賞を獲得。さすが叔父さん譲りの
 足腰の強さと鼻っ柱の強さ(笑)、土俵を沸かせてくれます。(写真撮り忘れ)


  今場所は大関貴景勝関や遠藤関が途中休場、大関を目指した関脇高安関もぎっくり腰
 で出遅れて結局負け越し(大関挑戦が水の泡・・・)と、ちょっと残念なこともありま
 したが、無事に場所を終えることができてホッとしています。(相撲協会か!)
  9月場所は再び東京・両国国技館で開催です。その頃にはコロナが収まっていて欲し
 いですね・・・あ、その前にオリンピックか・・・あと5日だなんで信じられないね。
  盛り上がらないのは仕方がないですが、きちんとアスリートたちが実力を発揮できる
 環境を用意してあげてほしいですね。もうそれだけです。