Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

両国国技館:大相撲秋場所9日目

  今日も良い天気。チケット大相撲で安い席が取れたので、午後から再びお出掛け。
 行き先は両国国技館です。(オイオイ、ちょっとあちこち行きすぎやん。by妻)
 午後二時前には到着、十両力士の土俵入りには余裕で間に合いました。今日も暑い。

  大相撲もほぼ客席を半分に制限していますが、タマリ席やマス席のS席は、土日祝日
 分は即完売です。オッサンは残っていた2階のイス席(一番前の列)を購入しました。
 ただ、向正面(むこうじょうめん)ですので、行司が邪魔ですけどね。
  大相撲の観客は、やはり高齢の方は極めて少なく、若い方が多いようです。コロナの
 せいでお茶屋のチケットがなくなり、ネット販売が主流になったことで、客層が完全に
 変わったと思います。若い人たちが興味を持って見て頂けるのは良いことです。
  館内は飲食禁止。購入した国技館名物の焼き鳥(つくね入り)は、二階ロビーの飲食
 コーナーで急いで食べました。妻が気にしていた国技館やきとり。妻にも一度食べさせ
 てあげたかった・・・今日は妻の位牌を連れての観戦です。


  さて十両では贔屓の静岡県出身の翠富士関が得意の肩透かしで勝利。早く怪我を治し
 て、幕内に復帰してほしいものです。その他にも、昭和の大横綱大鵬の孫の王鵬、キャ
 バクラ通いで謹慎していて幕下から復活した阿炎(あび)関など、人気者も多いです。
 もう一人人気の炎鵬関は、所属の宮城野部屋でコロナ感染者が出たため強制休場でした。
 残念。炎鵬と翠富士の一番は面白いと思うんだけどな・・・


  さぁいよいよ幕内力士の土俵入りです。まずは東方。このところピリッとしない大関
 正代(マサヨさんではない)関をしんがりに、御嶽海関、高安関、大栄翔関たちが通り
 すぎます。あ、人気者の遠藤関や宇良関もいました。


  こちらは西方の力士の土俵入りです。大関貴景勝関を中心に、明生関、今場所絶好調
 の霧馬山(きりばやま)関、人気者の翔猿(とびざる)関などが見えます。 

 
  そして今場所も力強い相撲を見せつける、新横綱の照ノ富士関の土俵入りです。
 向正面だとお尻しか見えないのが残念です。不知火型の、力のこもったいい土俵入り
 でした。この横綱を倒す力士が、果たして現れるのか?

 
  露払いは照強関(塩を高々と撒くので有名ですが、塩の無駄遣いやん)、太刀持ちは
 宝富士席です。照ノ富士関もそろそろ横綱土俵入りに慣れてきた頃でしょうか・・・


  今日もなかなか面白い取り組みがありました。凄かったのは豊昇龍関(横綱朝青龍の
 甥っ子)と福島県出身の期待の若手、若隆景(わかたかかげ)関の一番でした。どちら
 も足腰が強く、辛抱強い相撲を取る力士同士の一番は、びっくりするような結末でした。
 出足良く踏み込んだ若隆景関が終始押し気味でしたが、豊昇龍関もしぶとく残します。
 いったんは追い込まれましたが土俵中央まで押し戻すと、満を持しての投げの打ち合い。
 若隆景関はもっとじっくり攻めればよかったのにと思いましたが、後の祭り。仕掛けた
 若隆景の勝ちと思った瞬間に、豊昇龍関が捨て身の一本背負いで返してきました。最初
 は二丁投げかなと思いましたが、完全に劣勢なのでほぼ柔道の投げ技になっていました。
 しかし、これが切れ味抜群!豊昇龍関が投げ捨てられるのと同時に若隆景関が文字通り
 一回転して土俵に落ちました。軍配は若隆景(いいにくい)関にあがりましたが物言い
 が付きました。オッサンの目には若隆景が勝ったように見えましたが、協議の結果は、
 行司軍配差し違え(可哀そうに減給だね)で、豊昇龍の大逆転勝利でした。 
  夢中で見ていたので、写真を撮り忘れました。今夜の大相撲ダイジェストで見直しを
 してみないと・・・しかし、若隆景って言いにくいから改名したらどうでしょう。
 (オッサンは、「わかハ●」って言われているようで落ち着かないんやな。by妻)


  そして大関の登場。カド番で三連敗からスタートした貴景勝関、今日は元大関の高安
 関との対戦です。どちらも体調が万全ではないようですが、出るからには頑張れ!


  お馴染み?貴景勝関のロボコップの場面です。(アホ)

  大関が低い当たりで高安関の体を起こしました。

  その後も休まず、下からおっつけて主導権を離しません。

  終始したから攻めて高安関の体を浮かし気味にして、最後は土俵外へ押し出しました。

  心配しましたが、大関の完勝でした。これで5勝4敗と白星先行。なんとか踏みとど
 まっていい相撲をみせてくださいよ。


  不安定な相撲が続くもう一人の大関:正代関(マサヨさんではない)は、今日も危な
 っかしい相撲でなんとか勝利。押し込まれた時には場内には「あぁまた負けるんか?」
 という空気が漂いましたが、何とか盛り返して勝ちを拾いました。でもこんな相撲では
 相手になめられるね。がまだせ熊本!昇進した時の熱い気持ちを思い出してほしい。


  そして結びの一番。今日は唯ひとり一敗で追いかけていた妙義龍関が阿武咲関に敗れ
 たため、横綱照ノ富士の独走態勢になるかと思われました・・・が。

  立ち合いから鋭い出足の大栄翔関が全身全霊を込めて押しまくります。ちょっと戸惑
 った感じの横綱は受け身に回ってしまいました。

 

  下からのカチアゲで横綱の体が浮いてきました!これはチャンスです。
 うわぁ、まさか! 大栄翔関がそのままの勢いで横綱を一方的に押し出しました。
 まさかのまさか、まさかり担いだ金太郎(アホ)。大番狂わせが起きました! 

  場内は声援禁止ですが、もう大騒ぎ。異様な雰囲気に包まれました。
  横綱の師匠、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が鋭い視線で勝負の行方を見定めて
 いました。うーん、これでまだわからないかな。二敗力士が何人かいるけどみんな前頭
 です。役力士がちょっとだらしないですね。実力者なのに気の抜いた相撲を取り、今日
 もあっけなく敗れた御嶽海関の奮起を促したい。(北の富士さんはもう匙を投げていま
 したけどね・・・)


  弓取式の後、恒例の「お楽しみ抽選会」がありましたが、「持ってない」オッサンは
 当然ハズレです。しょんぼりしながら帰途につきました。
  今日は渋谷の東急東横店に立ち寄り、10%引きでお鮨を買って帰りました。さすがに
 夜8時近くになってから御飯の支度はしたくありませんからね。

     

  お鮨は左上から本マグロの赤身、ヤリイカ、赤貝、環八ちゃうカンパチ、イワシ。
 真鯛、茹でエビ、バチマグロ赤身、サーモンの9貫です。まずまずの味。(エラソー)
 税込み870円の10%引きだから約800円か、まぁまぁお買い得です。 
     あとはオニオンスープ、豊水梨とシャインマスカット。ワインはブルゴーニュの白の
 著名な造り手ピエール・モレさんのブルゴーニュ・ブラン(シャルドネ)の2017年です。
  アルコール度が13.5%もあるのに、キリっとして酸味が強く、和食に合わせやすいと
 思います。まだ早いので苦みと酸っぱさが残りますが、もう少し落ち着いてきたらコク
 が出て、甘みも感じるようになり、美味しくなると思います。まぁ今飲んだらちょっと
 スッパイと感じる人が多いでしょう。オッサンは平気ですが。
 (感覚がマヒしとるんちゃうか?by妻)


  さぁ、また明日からは仕事だ。なんだか祭日が多いので実働3日間ですけどね。
 23日の祭日(秋分の日)にはお彼岸なので妻の墓参りにも行く予定です。