Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

ちょっと遅れてボージョレ・ヌーヴォー2021年

  先週の木曜日に解禁された今年のボージョレ・ヌーヴォー。スーパーで買いそびれ、
 ようやく東急百貨店の和洋酒売り場でゲットしました。一昔前のように、スーパーやら
 コンビニやら、下手をしたら家電量販店でも大量に売っていた時代は去り、今では輸入
 量もだいぶ落ちてきたようで、うかうかしていると最初の航空便での入荷分が売り切れ
 てしまうかもしれない状況のようです。(まぁ、あるところにはあるんでしょうが)
  正直言うと、そこまでして買うものかなという気もするのですが、基本はミーハーな
 オッサン、妻の好きな年中行事と化していたこともあり、毎年なんだかんだ言って購入
 しております。ま、ハーフボトルですけどね。

        

  ボージョレの帝王と呼ばれた地元の大会社ジョルジュ・デュブッフさんのボージョレ・
 ヴィラージュ・ヌーボーの特撰ボトル(セレクション・プリュ)のハーフです。2000円
 近くしますので高いのですが、まぁ縁起物(ちゃうか?)ですからご祝儀相場ですね。
  ホージョレはブルゴーニュ地方の南、もうリヨンに近いエリアにあり、ガメイという
 軽めの赤ワインを生むブドウで醸造されます。ピノ・ノワールのような高貴さや熟成に
 よってさらに優れた味わいが期待できるような品質の高さは持ち合わせていませんが、
 やや発泡気味でフレッシュで軽やかな味わいは、出来立てのワインを冷やして飲むのに
 適しているとかいうことで、ヌーボー(新酒)として人気を博しています。これは戦略
 勝ちでしょうね。大量生産・大量消費の安酒を、世界的なイベントとして大ヒット商品
 にしてしまったのですから。我々日本人も、大いに貢献しているわけです。(オッサン
 も、いいカモやで。・・・by妻)


  さ、ぐだぐだ能書きはいいから楽しく飲みましょう。(平日やのに?by妻)
  最近は地球温暖化の影響で生産地の気温が上がっているので、程よく熟したブドウが
 収穫できているらしく、生産量も(しっかり手入れをすれば)品質も高いようです。
 2021年ものも、このワインを試した限りではなかなか良好な感じです。爽やかで軽めの
 味わいですが、ブドウの熟度は高いようで味の密度が高い感じがします。かなり冷やし
 目にしましたが、渋さや酸っぱさはあまり感じず、ベリー系のフルーツから甘さをなく
 したような感じ?で、フレッシュ&フルーティ(死語)です。スルスル飲めます。

  この日はスーパーでチーズが20%引きでしたので、たくさん買い込みました。
  ボージョレには、フランス産のハードタイプ・チーズの王様、ミモレット(ただし
 熟成6ケ月の若いヤツ)のチップタイプのものを合わせました。一袋で220円と安い。
  うん、ちょっとした幸福感。ちょっぴり楽しい・・・(安上りなオッサンや。by妻)
 やっぱり買ってよかった。ちなみに航空便で輸入された初物はややお値段高めですが、
 この後1~2ケ月後に入荷する船便ものはもう少し安くなると思います。ただし、今は
 ヌーボーの時期を過ぎたら売れないので、船便の輸入量は大幅に減っているかもしれま
 せん。しかし、ブルゴーニュ・ワインが今年からさらに暴騰してほぼ一般人には普通に
 買えなくなってしまった昨今、ガメイ品種のボージョレの存在価値は高まっているよう
 に思いますけどね・・・まぁピノ・ノワリスト(造語:ピノ・ノワールにはまったオッ
 サンのようなアホなワイン好き)は、ブルゴーニュ以外の産地でピノ・ノワールのワイ
 ンを探す傾向があるけどね・・・


  今日はつまらん記事でした・・・(いつもとそう変わらんで。by妻)