Bonne(ボンヌ)のブログ

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2017年夏、北欧&ドイツの旅 ㉓スカンセン野外博物館~その1~

  ストックホルムにあるスカンセン野外博物館の記事を続けます。
 レストランを出て、すぐに目についたのは大きな風車です。木製のかなり年季の入った
 風車です。ギシギシ、ミシミシ音がしそうな感じ。

  隣にもう一基、赤い色に塗られた風車がありました。素朴でシンプルな感じですね。
 なんとなくおもちゃみたいな感じで微笑ましいです。どのくらい古いものなのかな?
 (オッサンは新しいものより古いものの方が好きやからな~by妻)

  スカンセンは、ハッセリウスさんという方が古き良きスウェーデンの農村地帯の伝統
 的建築物を一か所に集めて保存し、見学できるようにしようとして造られました。彼は
 保存すべき建物を国内各地を巡って探しまわり、これはと思ったものを買い取り、分解
 ・移築してここへ持ってきたそうです。この博物館は彼の情熱の賜物ですね。このよう
 な博物館は今でこそ世界各地にありますが、おそらく一般公開されたのはスカンセンが
 世界で初めてなのだと思います。なおハッセリウスさんは、晩年には彼の思いの詰まっ
 たスカンセンの中のイエロー・ハウスという建物に住んでいたということです。  


  広い敷地内にいろいろな古い時代の建物が移築されています。下の写真はちょっと
 モダンな感じがします。1900年頃の郵便局の建物のようです。北欧の民家のイメージ。
 日本でも特定郵便局は民家みたいでしたからね(局長さんの住む家)。こんな家なら

 住んでみたくなります。

  しばらく歩くと広場のようなところに出ました。カフェやお店が並ぶマーケット広場
 です。どうやらここが中心部のようです。近くには野外ステージもありました。たぶん
 ここで、夕方に民俗ダンスのショウがあるのでしょう。残念ながらその時間までは滞在
 できませんので、フォークダンスの見学は諦めて、園内の建築の見学を続けます。結構
 な数のお客さんがいますが、園内はとても広いので、全く混雑した感じはなく、落ち着
 いてゆっくりと見学できます。

  あ、ヘルシンキの公園にもいた地味な鳥がいっぱいいました。日本の鳩みたいな感じ。

  上の写真の右手に見えている赤い建物が気になりましたので行ってみました。
 古い教会を移築したもののようです。セグローラ教会というらしいです。

  近寄って見ると、かなり巨大な木造建築です。なんとなく樹々に囲まれていい雰囲気
 です。シンプルであまり装飾がされていませんが、頑丈そうな力強い建築です。内部は
 本当に簡素で、目を惹くような豪華なものはほとんどありません。スウェーデンの農村
 部は厳しい自然の中で人々がつましく暮らしていたのですね。(上から目線やな。by妻)

  その近くに古ぼけた農家の建物がありました。うーん、これはかなり貧しい感じ。
 茅葺みたいな感じですね。木造の壁がかなりすすけていて、年輪を感じます。三部分に
 分かれていますが、左側が居住スペース、真ん中がオープンスペース、右側が家畜小屋
 といった感じですね。1700年代のもののようです。よくそんなに古い木造建築が残って

 いたものです。

  ここは地味な建物のためか、ほとんど観光客が来ませんでしたので、すかさずパンダ
 君のゲリラ撮影を敢行。ちょっとおすまし顔ですね。

  その裏手には子供向けのミニ動物園がありました。お子様たちが体験乗馬ができる
 コーナーもありました。ふーん、見て廻るだけではなくてアトラクションもあるんだ。

  
  さらに先に進むと、大きな赤い塔が見えてきました。赤レンガ造りのブレダブリック・
 タワーというそうです。かなり目立ちます。オッサンは写真撮影に失敗したので、下の
 写真はネットから借用しました。(ちゃんと写さんかい!by妻) 

  

  その近くにあった「NYLOFTET」という建物です。壁面に鱗のような丸い金属?が
 びっしりと嵌め込まれていて、独特の雰囲気を醸し出しています。内部はショップの
 ようになっていました。


  ここまででざっと流してきてもまだ半分も見ていません。
  このすぐ近くに北欧の動物がいるという動物園がありましたが、そこの見学は断念し、
 古い建築物と庭園の見学を続けます。スミマセンが長くなりましたので続きます。