Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2017年夏、北欧&ドイツの旅 ㉘人魚姫にご対面

  今夜は北欧の記事の続きです。
  旅行5日目は、朝からデンマークの首都コペンハーゲンの観光に出かけました。
 ホテルの真ん前の中央駅から、デンマーク国鉄の「エストー」という近郊電車に乗って
 3つ目の駅、なんて読むのか正確な発音はわかりませんが、オスターポート?(東港)
 という駅まで参ります。朝8時台の通勤時間ですが、日本ほどの混雑はありません。
  短距離の通勤電車ですが、日本と違って座席に座るのが前提なのでしょうか、内装は
 こんな感じで広々とゆったりしています。小さいけどテーブルまであるんですよ。日本
 の通勤電車でもグリーン車なら折り畳み式のテーブルがついているけどね・・・
  きっとデンマークの方にとっては、日本の都市圏の満員電車の状況はとても信じられ
 ないのではないでしょうか。だいたい「つり革」がないもんね。たぶん必要ないから。

  さて10分ほどで東港?駅に到着しました。ここから海(港)の方に向かって歩きます。
 「カステレット城塞」という星形(出っ張りが5か所ある)の城塞跡の脇を通り、歩く
 こと約10分、デンマークで一番有名な人?の像が見えてきました。


  はい、皆様ご存知の「人魚姫の像」です。旅行のパンフレットでもおなじみですね。
 ほぼ等身大の大きさなのですが、どこにあるかはすぐわかりました。だって、そばの道
 には大型バスが何台も横付けになっており、像の周囲には大勢の人がワイワイ集まって
 いましたから・・・その大半がC国の方々のようです。とにかくやかましい。若い女性
 もオバさんも、オッサン連中も、遠慮なく大声で話しています。まだ朝8時半過ぎだと
 いうのに押し合いへし合い、大騒ぎ状態です。人魚姫様もさぞご迷惑でありましょう。
  オッサンは写真だけはなくビデオも撮影しましたが、この人魚姫様のたたずむ映像の
 バックにはC国語の叫び声のような会話が途切れなく続いておりました。雰囲気が台無
 しじゃぁ。(まぁ、一昔前にはそれを我々日本人がやっていたのでしょうから、お互い
 様なのかな・・・)
  陸地から少し離れたところにあるのですが、近づこうと思えば容易にできるほどです。
 かつて不届き物が人魚姫の腕を切断するという事件が起きたということです。怪しから
 んことをする奴がいるものです。こういうモニュメントは大切にしていかないとね。

  角度を変えるとこんな ↑ 感じでした。叶わぬ恋に身を焦がして悲しい結末を迎える
 アンデルセン童話そのままに、儚げな薄幸の美女という感じです。
  まぁ、わざわざこれだけを見に行くものどうかなとは思いましたが、コペンハーゲン
 のシンボルみたいなものですからね。とにかく彼女にお会いできてよかったです。 
   
  約5分間の人魚姫様とのご対面を終え、カステレット城塞の脇の海岸沿いを歩きます。
 この城塞はコペンハーゲンの港の防御のために1662年に造営されたとのことですが、今
 では緑豊かな公園になっており、観光客や市民の憩いの場所のようです。城塞の敷地内
 には「ゲフィオンの噴水」というモニュメントがありました。四頭の雄牛を御する女神
 の像で、噴水は段差式になった斜面を流れるようになっており、迫力がありました。
 この噴水はコペンハーゲンのあるシェラン島に伝わる伝説を表わしたものだそうです。

  そのわきには石造りの聖アルバニ教会がありました。この辺りは、人魚姫の像付近
 とはうって変わって人通りが少なくてのどかな雰囲気です。


  このすぐ近くに桟橋があり、そこからはコペンハーゲン市内を行き来する水上バスに
 乗りました。コペンハーゲンも、市の中心部に水路が通っている「水の都」なんですね。
  水上バスは市街中心部のある本土側と、水路を隔てて対岸にあるクリスチャンハウン
 地区の間を交互にジグザグに寄港しながら運航されています。結構本数もあるようで、
 市民や観光客の足にもなっているようです。ヴェネツィアの水上バス(ヴァポレット)
 みたいな存在かな、船の格好はだいぶ違うけど。オッサンもこの水上バスに乗って、水
 の上からコペンハーゲン市内を眺めつつ、次の目的地まで行くことにしました。

  船着場から市街地中心部(中央駅の方角)を見るとこんな感じ ↓ です。右手が本土側、
 左手がクリスチャンハウン地区です。 

  朝早い時間(午前9時)なので、船は空いています。内部の船室はゆったりしていま
 したが、オッサンは景色を眺めるためにデッキ部分の椅子に座っていました。しかし、 
 まっ黄色で派手な色やの~。アムル君と妻の写真をちょこんと置いてみました。(アホ)

  最初の寄港地はクリスチャンハウン地区(島)にあるオペラハウスです。水際に建つ
 現代的な建築で、とても目立ちますね。船でオペラ見物に行くなんてスゴイですね。
 ただし夏の間はオフシーズンです。オペラはヨーロッパでは冬の娯楽ですからね。

  本土側の海岸沿いには立派な建物が並んでいます。中央に見える建物群がアマリエン
 ボー宮殿(紺色の屋根の建物)です。ここは後ほど見学の予定です。

  オペラハウスの次の船着場は、本土側の「ニューハウン」という場所です。ここで
 下船します。ニューハウンは運河沿いにあり、コペンハーゲン屈指の観光名所となって
 いるそうです。わずか10分程度の乗船時間でしたが、景色も良くてなかなか良かった。

  なんだか賑やかな雰囲気で、楽しそうな場所のようです。
  この後は、また続きます。(月曜日やから、もう書くのが疲れたんか?by妻)