昨日、今日の食卓・・・
というほどのことでもないか・・・ただワインを飲むためにご飯を食べるオッサンや。
昨日は暑くて家事をする気がなくなり、デパ地下で旬のお鮨を購入しました。(つま
り手抜きっちゅうこっちゃの。by妻)
お鮨のネタは、アジ、本マグロ、真鯛、サーモン、ツブ貝、メカジキ、キンメダイ、
カンパチ、コチ、そしてアオリイカです。コスパは良かった・・・
そしてワインは、暑い日にはうってつけ。フレッシュで爽やかな酸味が自慢の南アフ
リカのソーヴィニヨン・ブランです。銘柄はウィンター・ホークス。そういえば南半球
は今は冬なんですよね。このワインはシャープな酸味がキレキレで、お鮨によく合いま
した。魚介料理のために家庭に一本ストックしておきたいようなワインです。
そして今日は、宮城県産黒毛和牛のモモ肉ステーキです。はい、特売で1,000円以内
でGetできました。ちょうど100gくらいかな。オッサンにはちょうどいい分量です。
あわせるワインは、セラーから引っ張り出してきた、南フランス、コリウールの赤。
名高いブリュノ・デュシェンさんんが作った渾身の力作、2007年の「ラ・パスコーレ」
です。ラベル(エチケット)を見てください。なんと楽しそうなことか!
コリウールとは、南フランスの地中海岸で、スペインのカタルーニャに隣接する土地
で、海に向かって滑り落ちるようなきつい傾斜の乾いた岩場に植えられたブドウ樹に、
燦燦と太陽が照り付けるようなところです。はっきり言って、繊細なワインよりもアル
コール度の高い濃密で暑苦しいワインになりがちなのです。ところが、ブリュノさんは
この自然環境が厳しい土地に、今まで誰もしてこなかったくらいにじっくりと人の手を
かけて、とてもの品質の良いブドウを生産しているのです。
開けてビックリ。2007年なのでそろそろ飲み頃かなと思いましたが、コルクを抜いた
瞬間に、はちきれそうなフルーツ爆弾が炸裂しました。なんじゃこりゃぁ!
ものすごくイイ香り、そして味わいはベルベットのように滑らか。刻みタバコのよう
なスモーキーさは熟成した高級ボルドーのようであり、するすると体にしみ込むような
滋味深い味わいはブルゴーニュの赤ワインのよう。でも、これ南フランスではフツーの
品種、グルナッシュ(イタリアではガルナッチャ)100%なのですよ。本当なの?
ラベルに描かれたように、地中海の海と褐色の大地のはざまで育まれた偉大なワイン
です。このあたりでは「バニュルス」というアルコール度の高い甘口の赤ワインが一番
有名なのですが、ブリュノ君の頑張りで、食事にも合う高品質なコリウールの赤ワイン
が生み出されました。こいつはスゲェ。ブラヴォーです。アルコールは14度もあります。
ちなみに購入時の価格は約5,500円。しかし今ではもう入手不可能となっています・・・
つまりこれが最初で最後の体験になるのかもしれません。
ボルドーやブルゴーニュが素晴らしいのはもうわかっていますので、これからは他の
産地で素晴らしいコスパのワインを探していきたいと思ったオッサンです。
(要は予算が足りなくなったっちゅうこっちゃな・・・by妻)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。